ドイツの産業機器・自動車部品大手ボッシュは7日、ロシア西部サラトフ州エンゲリスの拠点でボイラー工場の建設に着手したと発表した。温水器や暖房器を手がけるサーモテクノロジー事業部が、工業用ボイラーや壁掛け式の従来型ボイラーを現地生産する。総投資額は約2,100万ユーロ。14年第1四半期中の完工を予定する。
\ボイラー工場は8,000平方メートルの床面積を持ち、出力2.5メガワット(MW)から6.5MWの工業用3パスボイラーを6種と、出力18キロワット(KW)から35KWの壁掛け式の従来型ボイラー30種を生産する。新工場では16年までに190人を採用する計画だ。
\ボッシュは1904年にロシアに進出。現在は電動工具、自動車部品、ガソリン・システム、パッケージング・テクノロジー、家庭用電化製品をエンゲルス、トリヤッチ、サンクトペテルブルクの各拠点で製造しており、2012年の売上高は約10億ユーロだった。
\