2013/6/19

チェコ・スロバキア

新大統領「不支持」が約半数に=チェコ

この記事の要約

世論調査機関STEM/MARKが実施した世論調査で、3月に就任したチェコのミロシュ・ゼマン新大統領に不満をもつ国民が49%に上り、「満足」の47%を上回ったことが明らかになった。ゼマン氏は国民による直接選挙で選ばれた初の […]

世論調査機関STEM/MARKが実施した世論調査で、3月に就任したチェコのミロシュ・ゼマン新大統領に不満をもつ国民が49%に上り、「満足」の47%を上回ったことが明らかになった。ゼマン氏は国民による直接選挙で選ばれた初の大統領で、決選投票時の得票率は54.9%だった。

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STEM/MAEKは先日行われた王冠陳列室を見学するイベントで大統領がふらつき、視線も定まらなかった件についても市民に質問。大統領は「ウイルス性疾患だった」として、酒を飲んで酩酊していたとの疑惑を否定したが、この説明を「信用しない」と回答したのは、75%に上った。

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ゼマン氏は選挙運動中から、政治に積極関与する「行動する大統領」を標榜。拒否権を行使することで、立法に影響を行使するとの姿勢を示していた。

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政治評論家のイルジー・ペーへ氏は公共放送ラジオ・プラハに対し、「ゼマン大統領はクラウス前大統領より精力的に活動しており、就任後100日間は極めて行動的だった。支持率が落ちたのは、王冠陳列室での振る舞いなどが多くの人に不快な印象を与えたためではないか」との見方を示した。

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