2013/6/19

ポーランド

最低賃金引き上げを閣議決定

この記事の要約

ポーランド政府は12日、2014年に最低賃金を現行の1,600ズロチから5%引き上げ1,680ズロチとすることを閣議決定した。政労使で構成する三者諮問委員会に政府案として提示する。7月15日までに合意できなかった場合、引 […]

ポーランド政府は12日、2014年に最低賃金を現行の1,600ズロチから5%引き上げ1,680ズロチとすることを閣議決定した。政労使で構成する三者諮問委員会に政府案として提示する。7月15日までに合意できなかった場合、引き上げ額の決定は政府に一任される。

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雇用者連盟は昨年の平均賃金上昇率2.6%を考慮したうえで5%の引き上げを提案し、大幅な引き上げは雇用削減につながると警告。政府は雇用側の主張を支持した。一方、労組は、国内景気を刺激して内需拡大を図るためには大幅な引き上げが必要として、8%増の1,720ズロチを要求している。

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ポーランドの最低賃金は2012年に8.2%、13年に7%引き上げられた。政府と雇用側が提案する1,680ズロチは、今年の予測平均賃金の44.8%に相当する。

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(1PLN=30.06JPY)

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