欧州復興開発銀行(EBRD)は13日、ウクライナ・リヴィウ市の地域暖房インフラの近代化に3,000万ユーロを提供すると発表した。◇設備効率化を通じた二酸化炭素(CO2)の排出削減◇コスト縮小による自治体財政の改善◇自治体における規制改革支援――が狙い。
\西部最大の都市リヴィウにおける今回のプロジェクトでは最大2,000万ユーロの融資を実施する。また、東欧エネルギー効率化・環境パートナーシップ(E5P)から最大1,000万ユーロの助成金が支給される。
\プロジェクトを実施するのは現地公益企業のリヴィウテプロエネルゴ(Lvivteploenergo)だ。計画策定における技術支援はスウェーデン政府が提供した。
\具体的には◇既存設備の改修・更新◇小型電熱併給施設の導入◇監視システムの導入――などを実施。これにより、天然ガスの年間需要は690万立方メートル、電力消費は2,900メガワット時、使用水量は1万5,900立方メートル節減できる見通しだ。CO2排出もエネルギー効率向上で8万トン縮小するという。
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