ロシア国営石油大手ロスネフチは11日、戦略提携を結んでいる米同業エクソンモービルと共同で北極圏の海底油・ガス田の開発・生産に関する最新技術を研究する「大陸棚開発のための北極圏研究・設計センター（ARC）」の設立に関する最終合意文書に調印した。両社の合弁子会社に対し技術サービスを提供する合意文書に著名した。
\ARCは安全性や環境保全、海氷、海象および地質に関する調査、海氷管理、設計基準の開発、開発コンセプトの評価・設計などを実施。ロスネフチとエクソンモービルの合弁会社に対し、研究開発の成果や技術サービスを提供していく。当面はカラ海に関する研究が中心となる。
\エクソンモービルはARCの当初の研究開発費用として2億米ドルを提供。次に、ロスネフチとエクソンモービルが折半で2億5,000万ドルの資金を提供する。持分はロスネフチが66.67％、エクソンモービルが33.33％。ARCはモスクワに設置され、ロスネフチとセクソンモービルから派遣された専門スタッフで構成される。
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