EU統計局ユーロスタットがまとめた2013年の域内のインターネット普及率調査によると、世帯ベースでのインターネット普及率は79％と前年から3ポイント上昇した。ブロードバンド普及率は4ポイント上昇し76％だった。一方、インターネットを全く利用したことがない人の割合は21％。また、電子政府の利用率は41％だった。
\中東欧の加盟国の状況を見ると、ブルガリアのネット普及率は54％で28カ国中最低となり、ルーマニアが58％と次いで低かった。エストニアが80％と最も普及率が高く、スロバキアが78％、スロベニアが76％で上位を占めた。ブロードバンド普及率は、ブルガリアが54％、ルーマニアが56％と低く、エストニアが79％、スロベニアが74％、ハンガリーが71％で高かった。インターネットを全く使ったことがない人の割合はルーマニアが42％、ブルガリアが41％、ポーランドが33％の順で多かった。また、電子政府を利用した経験のある人の割合はルーマニアがわずか5％と圧倒的に低く、ブルガリアとポーランドがそれぞれ23％で続いた。最も高かったのはスロベニアの52％で、全加盟国中でも5位につけた。
\なお、EU加盟国ではないがトルコの統計も発表されており、ネット普及率は49％、ブロードバンド普及率は46％、全く利用したことがない人の割合は51％だった。
\
