2014/1/8

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ不動産市場が活況、規制緩和で外国マネー流入

この記事の要約

トルコの不動産市場で、外国マネーの流入が活発になっている。2012年5月に外国人の不動産購入規制が緩和されたことが追い風となり、外国人による不動産購入額は12年に前年比31%増の26億米ドルに拡大。13年は30億ドルに達 […]

トルコの不動産市場で、外国マネーの流入が活発になっている。2012年5月に外国人の不動産購入規制が緩和されたことが追い風となり、外国人による不動産購入額は12年に前年比31%増の26億米ドルに拡大。13年は30億ドルに達したと見られる。

\

不動産・不動産投資企業協会 (GYODER)のトルン会長によると、規制緩和の効果で、不動産購入に占める外国人のシェアは2%から6.5%に拡大した。外国人購入者の国籍は、ペルシャ湾岸諸国と中央アジアのテュルク語諸国出身者が約半数を占めているという。

\

環境・都市計画省のまとめによると、13年1~10月に1万5,086人の外国人が2万1,691件の不動産物件を取得した。内訳は、住宅が1万1,803件、土地が9,888件だった。購入者の国籍はロシア、ドイツ、英国が上位を占め、投資先としては地中海沿岸の人気が高かった。一方、ペルシャ湾岸諸国の購入者の間ではイスタンブールの物件が好まれる傾向がみられた。

\