スロベニアの家電大手ゴレニェは12月18日、新株発行による増資を実施した。調達額は1,671万ユーロで、この大半（1,055万ユーロ）はワルシャワ証券取引所（WSE）で取引を行っている投資家による引き受けとなった。同社はまた、これまでリュブリャナ証取にしか上場していなかったが、30日には中東欧最大の証取であるWSEに上場を果たした。同社はWSEへの上場を国際企業としての発展に向けた重要な足がかりとしたい考えだ。
\同社は12月の増資に先立ち、秋にも増資を実施。この時にはパナソニックが約12％（約1,000万ユーロ）を出資した。2回の増資によって調達した資金は合計2,700万ユーロに上り、同社は主に財務改善に充てることにしている。同社はさらに、14末までに債務を最高970万ユーロまで新株に切り替えることができる増資オプションも保有する。
\なお、2度目の増資とWSE上場後のパナソニックの出資シェアは10.50％となり、筆頭株主KADの18.09％に続く。
\（パナソニックのゴレニェ出資については2013年7月10日号『Panasonic：パナソニック、ハンガリーの太陽電池工場閉鎖へ』の記事参照）
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