2014/1/8

コーヒーブレイク

移住したい人は3人に1人~ルーマニア

この記事の要約

ルーマニア人の3人に1人がすぐにでも国外に移住したいと考えていることが、現地調査会社ディーダラス・ミルウォードブラウンが先月発表した調査で明らかになった。調査対象となったのはブルガリア、クロアチア、チェコ、セルビア、スロ […]

ルーマニア人の3人に1人がすぐにでも国外に移住したいと考えていることが、現地調査会社ディーダラス・ミルウォードブラウンが先月発表した調査で明らかになった。調査対象となったのはブルガリア、クロアチア、チェコ、セルビア、スロバキア、ルーマニア、トルコの7カ国。ルーマニアの移住希望率は35.6%でブルガリアと同率となり、セルビアに次いで2番目に高くなった。7カ国の平均は29.9%だった。

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調査では、年齢や性別、居住地によって移住を望む比率が大きく異なることもわかった。男性の40.9%に対して女性は30.6%にとどまった。年齢層別では24~34歳が47.9%と、平均を12.3ポイントも上回った。地域別では貧困が深刻なモルダビア地方で高い。

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また、学校へ行った期間が9年以下の低学歴層や月収1,000レウ(3万1,700円)未満の低所得層で高くなる傾向にある。

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ディーダラス・ミルウォードブラウンのエネスク氏は、「移住の動機では生活の貧困が最も大きな部分を占める。男性で高くなるのは、女性よりもリスクをいとわない傾向があるのに加え、扶養者としての責任を負っていることが多いからだろう」と話す。

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希望する移住先としてはドイツを挙げた人が40.4%で最も多く、英国(37.1%)、米国(28.7%)、イタリア(19.7%)、フランス(18.5%)が続いた。

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ルーマニア以外でもドイツ、英国、米国は人気で、他にカナダ、豪州、スイスが上位に入った。

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調査は昨年8月に7カ国に住む18~65歳を対象に実施し、2,306人の回答を分析した。

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