2014/1/8

ロシア

ガスプロム、BASFと資産交換契約に調印

この記事の要約

ガスプロムは12月23日、独BASFと資産交換で最終合意し契約に調印したと発表した。これにより、西欧での販売事業を強化する。この取引についてはすでに欧州連合(EU)当局の許可を得ており、ロシア当局の許可を経て14年半ばま […]

ガスプロムは12月23日、独BASFと資産交換で最終合意し契約に調印したと発表した。これにより、西欧での販売事業を強化する。この取引についてはすでに欧州連合(EU)当局の許可を得ており、ロシア当局の許可を経て14年半ばまでに手続きを完了する予定だ。

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ガスプロムはBASFのエネルギー子会社ヴィンタースハルに対し、西シベリア・ヤマル半島のウレンゴイ・アチモス・ガス田の第4・第5ブロックの採掘権25.01%を譲渡する。

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その見返りとして、ヴィンタースハルと共同で運営する西欧の天然ガス・販売会社ウィンガス、WIEH、WIEEおよび貯蔵事業アストラを完全子会社化する。また、北海で探索・生産事業を展開するヴィンタースハル・ノールドゼー(WINZ)の株式50%を取得する。

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ウレンゴイ・アチモス・ガス田第4・第5ブロックの埋蔵量は合計24億石油換算バレル(BOE)で、2016年から生産開始の予定。安定生産期には年80億立方メートル以上の天然ガス性山河見込まれている。

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