2014/2/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

イスラエル食品大手、「アミーゴ」ブランドの使用権取得

この記事の要約

イスラエルの食品大手シュトラウスグループが、丸紅のブラジル子会社であるイグアス・コーヒーから、ルーマニアとブルガリアにおける「アミーゴ」ブランドの独占使用権を取得した。取引額は2,000万米ドル。ルーマニアなど中東欧のコ […]

イスラエルの食品大手シュトラウスグループが、丸紅のブラジル子会社であるイグアス・コーヒーから、ルーマニアとブルガリアにおける「アミーゴ」ブランドの独占使用権を取得した。取引額は2,000万米ドル。ルーマニアなど中東欧のコーヒー市場における地位を強化する狙い。シュトラウスが4日、発表した。

取引の対象となるのは、「アミーゴ・フォルムラ」の商標、ドメイン名の独占使用権だ。同ブランドは1983年にルーマニアに市場投入され、2012年の売上高は1,250万ドルだった。市場シェアは1.8%。

シュトラウスは世界的なコーヒー会社で10億ユーロ以上の年商を誇る。本国イスラエルのほか、ブラジル、ポーランド、ルーマニア、セルビア、ロシア、ウクライナで事業を展開し、グループ全体で14工場を操業している。従業員数は6,000人。

ルーマニアには1994年に進出し、「ドンカフェ」ブランドのコーヒーを販売してきた。2012年の市場シェア(販売量ベース)は約22%に上る。