ハンガリーの医薬品・健康補助食品メーカーのQファーマは3月21日、ブダペスト近郊ビチケに新工場を建設する計画を発表した。投資額は100億フォリント超（約3,200万ユーロ）で、1万2,000平方メートルの敷地に工場、微生物研究室、包装施設を設ける。当局の許可が下り次第、夏にも着工する。工場は2016年末までの完成を予定する。
Qファーマは処方薬、ジェネリック薬、健康補助食品の製造を手がけ、本国ハンガリーのほかバルト三国、中・東欧、バルカン諸国に販売網を持つ。
ビチケの新工場では乳児用食品のほか、アレルギーや慢性疾患患者を対象にした病者用食品を製造する。1日当たりミルク加工能力は約15万リットルを予定する。疾患に対応した加工食品の製造工程には、ブダペストのコルヴィヌス大学と共同開発中の技術を投入する。
新工場では200人の雇用創出を計画する。下請業者でも400～600人の雇用拡大につながると予想している。
