2014/4/2

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

オレンジ・ルーマニア、他社顧客にもWiFiサービスを無料提供

この記事の要約

仏通信大手オレンジ(旧フランステレコム)のルーマニア子会社(オレンジ・ルーマニア)は、公共の場でインターネットに接続できるWiFiホットスポット・サービスを自社顧客以外にも提供する。自社顧客は無制限に、他社の顧客は2時間 […]

仏通信大手オレンジ(旧フランステレコム)のルーマニア子会社(オレンジ・ルーマニア)は、公共の場でインターネットに接続できるWiFiホットスポット・サービスを自社顧客以外にも提供する。自社顧客は無制限に、他社の顧客は2時間無料で利用することができる。市場競争が激化する中で、他社顧客にも高品質のサービスをアピールする。

サービスを提供する場所はブカレスト、シビウ、主要観光地のホテル、レストラン、バー、スーパーマーケット、ショッピングモールなどにあるホットスポット。WiFi接続にはパスポイント・テクノロジーを採用しているため、ユーザー名やパスワードが不要だ。iPhone5やサムスン・ギャラクシーS4など同技術に対応している機種ではSIMカードでのみで自動的に接続できる。それ以外の機種ではマニュアルでの接続設定が必要となる。

また、オレンジはルーマニアのITセンターを強化する計画もある。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』によると、仏オレンジはグループ全体のサービス向上を図るため、現在2,700人いる同センターの従業員を徐々に300人増員する考えを示している。