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2014/10/8

チェコ・スロバキア

独自動車部品のKSPG、チェコ新工場が着工

この記事の要約

独自動車部品メーカーのKSPGは、チェコ北西部ウースチー県ハバジョヴィツェで新工場の定礎式を行った。増産と生産効率化が狙い。当初100人体制で省エネエンジン向けピストンを年間80万個生産する。独語中東欧経済誌『ミッテル& […]

独自動車部品メーカーのKSPGは、チェコ北西部ウースチー県ハバジョヴィツェで新工場の定礎式を行った。増産と生産効率化が狙い。当初100人体制で省エネエンジン向けピストンを年間80万個生産する。独語中東欧経済誌『ミッテル&オストオイローパ・アクトゥエル』が1日伝えた。

KSPGは近隣のトルミツェでグループ最大のピストン工場を操業している。トルミツェ工場で生産数の多い品目を、ハバジョヴィツェ工場でその他を扱うことを通じて、増産体制を整えると同時に効率化を図る。製品は世界130カ国に供給するという。

トルミツェには排出ガス再循環(EGR)バルブと2次エアシステムを手掛ける2つ目の工場もある。両工場を合わせた雇用数は1,100人、年商規模は2億7,200万ユーロに上る。

KSPGは過去数年に合計5,800万ユーロをトルミツェに投資。今後、トルミツェのピストン工場をさらに拡張することも検討中だ。

主な顧客にはアウディ、フォルクスワーゲン、ルノー、日産、フォードなどがある。