パナソニックがスロバキア工場を閉鎖し、チェコ工場に生産を移管する。販売減が理由だ。
閉鎖するのはスロバキア東部のクロムパシ工場で、年末から生産を順次停止し、来年5月までに閉鎖する。
墺業界紙『インダストリーマガジン』が6日報じたところによると、従業員656人が解雇される。生産はチェコのプルゼニで操業する工場に移管する。これに伴いプルゼニ工場の従業員数は200人増加する。
クロムパシ工場ではブルーレイ録画・再生機、DVD録画機、テレビ向けプリント基板を生産する。過去5年間で市場が半分に縮小し、シェアは維持したものの、出荷量が半減した。
パナソニックはチェコでプルゼニのほか、中北部のパルドゥビツェでも工場を操業する。北西部のジャテツ工場は2012年に閉鎖した。(東欧経済ニュース2012年11月7日号「パナソニック、チェコLCD工場閉鎖へ」を参照)