環境

次期の排出枠オークション、独皮切りにスタート

欧州委員会は9月28日、EU排出量取引制度(EU-ETS)第3期間(2013-20年)から本格導入されるオークション方式による排出枠の有償配分に関連して、12年に前倒しで実施するオークションの実施スケジュールを発表した。 […]

Fuhrlaender

風力発電設備のパイオニア企業である独Fuhrlaenderは21日、モンタバウア区裁判所に会社更生手続きの適用を申請したと発表した。顧客がプロジェクトを先送りしたことで予定していた収入が入らず、資金繰りに行き詰った格好。

IAA国際商用車見本市、初公開数が過去最高に

IAA国際商用車見本市が20日、ハノーバーで開幕した。64回目となった今回は前回(2010年)を9%上回る1,904社が出展、これまでで最多だった08年(2,084社)に次ぐ2番目の規模となった。初公開された新製品・新技

電波吸収コーティング技術で風力発電所とレーダーの干渉防止

航空管制などの地上レーダーが集合型風力発電所(ウィンドパーク)に反射して起こる電波障害を防止するための電波吸収コーティング技術を、ケルン専門大学高周波技術研究室のライナー・クローンベルガー教授を中心とする研究チームが開発

フェアブントとEVN、アルバニアの合弁水力発電所が稼動

オーストリアの電力大手フェアブントとEVNがアルバニア北部のアシュタで建設した水力発電所が18日、稼動した。両社は同国での事業リスクが小さいとみて、今後も活動を拡大する方針だ。 \ 両社の合弁子会社であるエネルギー・アシ

オーストリアが「E10」ガソリン導入凍結、EUの政策見直しで

オーストリア政府は17日、バイオエタノールを10%混合した「E10」ガソリンの導入を凍結すると発表した。EUのバイオ燃料政策が不透明となってきたためで、10月に予定していた導入を中止し、EUの方針が固まるまで様子を見守る

花粉はハチミツの「成分」にあらず、欧州委が法改正を提案

欧州委員会は21日、ハチミツに含まれる花粉はハチの活動によって混入する「天然の組成分」であり、ハチミツを構成する「成分」ではないとの見解を示し、2001年に制定されたハチミツの製造・販売に関するEU指令を改正する方針を明

Duerr AG―新興ヒートポンプメーカーに出資―

塗装設備大手の独Duerr(ビーティヒハイム・ビッシンゲン)は13日、ヒートポンプ製造の独Thermeaに27%出資したと発表した。昨年立ち上げたクリーンテクノロジーシステム部門を強化する狙い。取引金額は100万ユーロの

Nordex SE―事業の絞り込みなどで収益力回復へ―

風力発電設備メーカーの独Nordex(ハンブルク)は13日、収益力の回復に向けた経営戦略を発表した。利幅の大きいサービス事業を強化するほか、同社の強みを発揮できる分野に製品を絞り込む方針。調達や製造のあり方も見直す意向だ

Solarwatt

6月に会社更生手続きの適用を申請した太陽電池モジュールメーカーSolarwattの債権者集会が11日あり、同社の再建計画が承認された。減資と増資の手続きを経て富豪シュテファン・クヴァント氏が買収、投資と融資で計1,000

買い取り価格引き下げが効果、ソーラー発電新設が急減

太陽光発電パネルの設置規模が急速に減少している。ソーラー電力の買い取り価格引き下げを盛り込んだ再生可能エネルギー法(EEG)改正案が6月末に成立したことが効果を発揮しているもようで、7月と8月の新設規模は計860メガワッ

墺エネルギー大手OMV、国内でのシェールガス採掘を断念

オーストリアのエネルギーOMVは17日、国内でのシェールガス採掘を断念すると発表した。シェールガスの試掘に際して環境影響評価の実施を義務づける法案の準備が進められているためで、コスト的に見合わないと判断した。 \ 同社は

風力発電設備のEnercon、手堅い経営で好調維持

独風力発電装置大手のEnerconが好調だ。政府補助金の削減や低価格を武器とするアジアメーカー台頭など業界を取り巻く環境は厳しさを増しているものの、2011年の国内市場シェア(設置能力ベース)は59.5%で断トツの1位を

中国がエストニアの再可エネ事業に1.3億ユーロ投資

中国の吉林省新能源有限公司が1億3,000万ユーロ(約1億6,800万米ドル)をエストニアの再生可能エネルギープロジェクトに投資する。木材ペレットおよび風力発電設備の生産が主な対象となる見通しだ。中国の対エストニア投資と

エネルギー効率指令が可決、年間500億ユーロのコスト削減へ

欧州議会は11日の本会議で、EU全体で2020年までにエネルギー効率を20%改善する目標を達成するための具体策を盛り込んだ「エネルギー効率指令(案)」を賛成多数で可決した。域内のエネルギー企業に対し、エンドユーザーにエネ

英充電インフラ大手、国内最大の充電網を展開へ

英国の電気自動車(EV)充電インフラ大手PODポイントはこのほど、国内初のペイアズユーゴー(PAYG)方式の充電ネットワーク「PODポイント・ペイアズユーゴー(PP PAYG)」を稼働させた。 \ PP PAYGの利用に

英政府、EV用バッテリーの共同開発センターを設立

英政府は5日、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)用バッテリーの研究開発に取り組む「エナジーストレージR&Dセンター」を自動車業界と共同で設立したと発表した。 \ R&Dセンターは、政府が900

―セルビア国営EPSと戦略提携へ―

エネルギー大手の独REW(エッセン)は10日、セルビア国営電力会社Elektroprivreda Srbije (EPS)と戦略提携することで基本合意した。まずは水力発電と褐炭発電の分野で協働する方針。今後9カ月をかけて

チェコWIKOV、パキスタンで風力発電建設

パキスタン南部のシンド州政府はこのほど、タッター県のガロ―ジャンピール地区に出力50メガワットの発電所を設置するプロジェクトでチェコのWIKOVウィンドと提携趣意書を交わした。資金調達などプロジェクトの執行は政府が担当し

海底送電線の責任問題明確化、政府が法案了承

ドイツ政府は8月29日の閣議で、海底送電線の敷設遅延や送電障害が起きた場合の補償ルールを定めた法案を了承した。洋上風力発電パークと海底送電線に安心して投資できる環境を整えることで、再生可能エネルギーの普及を加速させる狙い

Eon AG―洋上風力発電予算を大幅圧縮―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は洋上風力発電パークの建設予算を大幅に圧縮する。同社の再生可能エネルギー事業を統括するマイク・ヴィンケル氏が『ハンデルスブラット』紙主催の会議で8月28日明らかにしたもので、電

三菱重工業―Vestasと提携協議―

三菱重工が風力発電タービン大手のVestas(デンマーク)と提携協議していることが8月28日、メディア報道で分かった。両社は交渉内容を伏せているものの、協議の事実を追認した。 \ Vestasは風力発電タービンの世界最大

英政府、低炭素トラックの実証実験に追加拠出

英政府はこのほど、技術戦略委員会(TSB)が主導する低炭素トラックの実証実験プロジェクト「Low Carbon Truck Demonstration」に1,100万ポンドを追加拠出すると発表した。これにより、プロジェク

トヨタ、英ワイト島のエコプロジェクトに参加

トヨタ自動車は、英国の公益法人エコアイランド・パートナーシップがワイト島で進める「ワイト島エコアイランドプロジェクト」に、パートナー企業として参加する。 \ ワイト島エコアイランドプロジェクトは、2020年までに太陽光、

独オペル工場に太陽電池パネル設置へ

米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)は、独子会社オペルのリュッセルスハイム工場に屋上太陽電池パネルを設置する。設置面積はサッカー場32面分に相当し欧州最大級となる。出力は8.15メガワット。 \ リュッセルスハイム工場

英国初の燃料電池機関車、バーミンガム大学が開発

英国で初の水素を使って走る燃料電池機関車がこのほど、バーミンガム大学工学部の研究チームによって開発された。 \ この狭軌機関車は、燃料電池と鉛蓄電池を組み合わせたハイブリッドタイプ。水素タンクは同大学が開発した燃料電池ボ

Q-Cells SE―韓国ハンファが買収に向け契約―

4月に倒産した独太陽電池大手Q-Cellsは26日、韓国の大手財閥ハンファ・グループが同社を買収する契約に調印したと発表した。29日の債権者集会で承認されると発効する。ただ、Q-Cellsの買収に向けてはスペインの太陽電

シーメンス、マケドニア初の風力発電所にタービンを納入

シーメンス・ウィンド(デンマーク)とシーメンスのギリシャ子会社がマケドニア国営電力会社エレムから風力発電設備を受注した。出力2.3メガワットのタービンを16基を納入する内容で、契約規模は4,110万ユーロに上る。マケドニ

排出枠入札の一部延期計画、法改正に向け9月に作業部会

欧州委員会は先月、二酸化炭素(CO2)排出権の供給過剰による排出権価格の下落に対応するため、排出量取引制度(EU-ETS)で2013年以降に実施される排出枠の入札を一部延期する計画を打ち出したが、EU加盟国は9月に作業部

政府が暖房買い替え補助金などの導入検討

原子力発電の廃止を前倒しするとともに再生可能エネルギーの利用拡大と大幅な省エネを目指す「エネルギー転換政策」の実現に向け、政府が法令を少なくとも2つ準備していることが、最近のメディア報道で明らかになった。1つは洋上風力発

Solarworld AG―40%以上の減収に―

太陽電池モジュール大手の独Solarworld(ボン)が13日発表した2012年4-6月期(第2四半期)決算の売上高は1億6,959万ユーロとなり、前年同期比で43.8%減少した。中国企業の値下げ攻勢を受け市場価格の急落

Eon AG―トルコ市場に参入か―

エネルギー独最大手のEon(デュッセルドルフ)がトルコ市場への参入を計画しているもようだ。ロイター通信が消息筋の情報として17日報じたもので、現地同業Enerjisaの資本50%を墺競合Verbundから譲り受ける方向で

Sovello

5月に倒産した太陽電池メーカーSovelloは21日、生産活動を27日から全面的に停止すると発表した。投資家探しが難航し、給与支給も継続できなくなるためで、500人強の従業員を全員、今月末で解雇する。今後も投資家を模索す

台湾のAUO、欧州PV企業との提携プロジェクト開始

台湾のパネル大手である友達光電(AUO)はこのほど、欧州連合(EU)の太陽光発電(PV)産業で統合サービスを提供する目的で、業界企業の戦略提携を構築する「EUプロジェクト」を年内に開始すると発表した。EU域外からの格安製

独エントラーデ、セルビアでバイオガス施設を建設

セルビア環境・工業・国土計画省はこのほど、ドイツのエントラーデ・グループがクラリェヴォで計画するバイオガス施設の建設を許可した。 \ エントラーデによると、同施設は出力3.4メガワット、年間の発電量が27.3ギガワット時

排出量取引第3期の無償割当計画、全加盟国が欧州委に提出

欧州委員会は9日、すべての加盟国からEU排出量取引制度(EU-ETS)の第3期間(2013-20年)で規制対象となる施設のリストと、ベンチマーク方式に基づく排出枠の無償割当に関する実施計画が提出されたことを明らかにした。

トヨタ、プリウスPHVの英国第1号車引渡し

トヨタ自動車はこのほど、「プリウス」のプラグインハイブリッドバージョン「プリウスPHV」の英国第1号車をウェリントンに本拠を置く電力会社、エレクトリシティ・ノースウェストに納車した。 \ エレクトリシティ・ノースウェスト

ウクライナで太陽光発電の導入進む

ウクライナで太陽光発電の普及が加速している。欧州太陽光発電産業協会(EPIA)などのデータをもとに市場調査会社マッコーリー・リサーチがまとめたところによると、同国では2016年までに合計1.8ギガワット(GW)の太陽光発

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