農林水産

2011年インフレ率2.3%へと大幅上昇

ドイツ連邦統計局が12日発表した2011年の消費者物価指数(CPI)は前年比2.3%増となり、08年以来の大幅上昇を記録した。金融・経済危機の影響を受けた09年と10年は上げ幅がそれぞれ0.4%、1.1%にとどまっていた […]

2011年卸売物価7.5%上昇、30年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が16日発表した2011年の卸売物価指数は前年を7.5%上回り、30年来の大きな上げ幅となった。最大の押し上げ要因は石炭・石油で15.3%上昇。穀物・たばこ・種苗・飼料も35.0%増と大幅に上がった。鉱石

家畜への抗生物質投与制限へ、法改正原案発表

イルゼ・アイグナー連邦農業相は10日、薬事法改正に向けた原案を発表した。養鶏業者などが抗生物質を家畜に大量投与している現状を改めることが狙い。今後、関連省庁間で意見調整して3月にも閣議決定し、早ければ今秋にも施行したい考

BASF SE―GM作物事業の本社を米に移転―

化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は16日、遺伝子組み換え(GM)作物事業子会社BASF Plant Scienceの本社機能を独リンブルガーホーフから米ノースカロライナ州の州都ローリーに移管すると発表した。

Theo Mueller―英同業Wisemanに友好的TOB―

ルクセンブルクに本社を置くドイツ系の乳製品大手Theo Muellerグループは13日、英同業Robert Wiseman Dairiesに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。英国事業を強化する狙い。Wise

衣料品小売売上、2011年は最大1.5%増加

2011年の独衣料品小売売上高は前年の約600億ユーロを最大1.5%上回ったもようだ。暖冬で秋冬物衣料の販売は低迷したものの、上半期の売上成長率が前年同期比で3~4%に達し相殺された格好。独繊維販売全国連盟(BTE)のユ

自然化粧品市場が拡大、購入者は5年で1.5倍に

無農薬有機栽培の植物原料を主体として製造される自然化粧品のブームが続いている。2011年の国内市場規模は8億ユーロを超え、前年比11%増の7億9,500万ユーロとなった2010年をさらに上回る見通し。化粧品全体に占めるシ

鶏肉の半数で耐性菌検出=環境保護団体

環境・自然保護連盟(Bund)は9日、ドイツ国内のスーパーで販売されている鶏肉の半数から薬剤耐性菌が検出されたと発表した。家畜業者が抗生物質を混ぜた飼料を家禽に与えていることが原因とみられる。Bundはそうした製品を販売

―シンガポールに工場、動物添加剤生産へ―

複合企業の独Evonik(エッセン)は16日、動物添加剤メチオニンの生産施設をシンガポールに建設すると発表した。投資規模は約5億ユーロで、同社の化学投資では過去最大の規模。食肉消費が急増するアジアの需要を取り込む意向だ。

欧州議会、モロッコとの漁業協定延長を否決

欧州議会は14日の本会議で、EUとモロッコの漁業協定延長を求めた欧州委員会の提案を賛成296、反対326、棄権58の反対多数で否決した。現行協定が経済性や資源保護の観点から問題が多いうえ、紛争地域である西サハラ住民の利益

漁業支援に7年で65億ユーロ、欧州委が新基金創設を提案

欧州委員会は2日、EU共通漁業政策(CFP)を実行するための財政支援措置の新たな枠組みとなる「欧州海事漁業基金(EMFF)」の概要を発表した。2014-20年の7年間に総額65億ユーロを投じて環境・経済・社会面で持続可能

米バイオ燃料がダンピングか、欧州委が調査に着手

欧州連合(EU)の欧州委員会は11月25日、米国から輸入されるバイオエタノールについて、反補助金および反ダンピング措置の発動に向けた調査を開始したことを明らかにした。米国のエタノール生産者が政府から不当な補助金を受けて安

輸入物価10月は6.8%上昇

ドイツ連邦統計局が25日発表した2011年10月の輸入物価指数は前年同月比で6.8%増加した。上げ幅はピーク時の昨年12月(12.0%)から大幅に下がっているものの、依然として大きい。エネルギー価格が高騰し、全体を強く押

K+S AG―カナダでカリ鉱山開発へ―

肥料大手の独K+S(カッセル)は29日、カナダでカリ鉱山を開発する計画が監査役会で承認されたと発表した。総額24億ユーロを投資して、2015年から生産を開始。世界的に高まるカリ肥料の需要を取り込んでいく。同社が国外でカリ

統一穀物会社、極東にターミナル建設

ロシアの国営穀物商社である統一穀物会社(OZK)は22日、極東に穀物ターミナルを共同で建設することで、民間企業ダルポートと基本合意したと発表した。アジア向け輸出インフラを強化する戦略の一環で、投資金額は最大で50億ルーブ

ウクライナの穀物収穫量、過去最高の5,600万トンに

ウクライナの農業省はこのほど、今年の穀物収穫量が11月25日現在で5,600万トンとなり記録を更新したと発表した。好天に恵まれたことと、とうもろこしの作付面積を拡大したことが奏功した。 \ 同省によると、とうもろこしの収

米バイオ燃料がダンピングか、欧州委が調査に着手

欧州委員会は25日、米国から輸入されるバイオエタノールについて、反補助金および反ダンピング措置の発動に向けた調査を開始したことを明らかにした。米国のエタノール生産者が政府から不当な補助金を受けて安値で製品を輸出し、域内メ

EUがフカヒレ漁を全面禁止へ、サメ保護強化で提案

欧州委員会は21日、高級食材のフカヒレを目的としたサメ漁を全面禁止する新たな規制案を発表した。乱獲でサメの個体数が急速に減少しており、一部の種が資源枯渇の危機にあるため。これまでは条件付きで「フィンニング」と呼ばれるフカ

Bayer AG―アジア売上を2015年までに60%拡大―

製薬・化学大手Bayer(レバークーゼン)のマライン・デッカー社長は15日、上海新工場の竣工式で、アジア事業の売上高を2015年までに60%以上拡大し約11億ユーロに引き上げるとの目標を明らかにした。旺盛な現地需要を取り

Hawesko Holding AG―スペインワイン専門の同業買収―

独ワイン販売大手のHawesko(ハンブルク)は16日、ベルリンの同業Wein & Vinosの資本70%を取得し傘下に収めると発表した。スペインワイン事業を強化する狙い。取引金額は公表していない。 \ Wei

中国企業、ブルガリアで農業生産

ブルガリア政府は17日、中国国営の天津農墾集団が同国北西部に1,000万ユーロを投資し、中国向けの農作物を生産すると発表した。 \ 天津農墾集団は、ブルガリア北西部のSeverozapaden地方に2,000万平方メート

中国産コメの輸入規制強化、遺伝子組み換え品種の混入で

EUは15日、中国産のコメおよび関連製品の輸入規制を強化したと発表した。域内での流通が認められていない遺伝子組み換え(GM)品種「Bt63」などの混入が確認される事例が増加しているため。これまでの輸出前の抜き打ち検査では

家畜への抗生物質投与、規制強化へ

イルゼ・アイクナー連邦食料・農業・消費者保護相は9日、家畜への抗生物質投与をこれまでよりも厳しく規制・監督する意向を明らかにした。各州の農業省と連携し、獣医師から畜主、家畜までの抗生物質の流れを定期的に記録することで使用

農業機械業界、11年売上は28%拡大

農業機械業界が好調だ。ドイツ機械工業連盟(VDMA)農業機械部会のベルント・シェーラー部長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙とのインタビューで、独農業技術・機械産業の2011年の売上高が前年比28%増の70億ユーロに

ビール価格の低迷続く、2010年は0.5%の小幅上昇に

ドイツ連邦統計局がニュルンベルクのビール見本市Brau Beviale(9~11日)の開幕に合わせて発表したところによると、国内ビール価格の2010年の上昇率は前年比で0.5%にとどまり、インフレ率(1.1%)を大きく下

10月卸売物価、前月比で大きく低下

ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年10月の卸売物価指数は前年同月比の上昇率が5.0%となり、前月の同5.7%から縮小した。景気減速が反映された格好。ピーク時の3月には上げ幅が10.9%に達していた。前月比では1.

クロマグロ資源回復の対策強化、ICCATで欧州委が提言へ

欧州委員会は11日、同日から19日までトルコのイスタンブールで開催される大西洋マグロ類保存国際委員会(ICCAT)の年次会合に臨むEUの立場を表明した。大西洋および地中海のマグロ資源を確実に回復させ、持続可能な形で利用す

Alnatura―売上高16%増、今期は10店舗開設へ―

オーガニックスーパー最大手のAlnatura(ビッケンバッハ)は2日の年次記者会見で、2011年9月通期の売上高が前期比16%増の4億6,400万ユーロに拡大したと発表した。独オーガニック市場は伸び悩んでいるものの、同社

9月機械受注1%増に、国内は2%減

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した2011年9月の業界受注高は前年同月比で実質1%の伸びにとどまった。国内受注が2%減少、国外は3%増だった。VDMAのエコノミストは業界専門ポータルMMマシーネンマルクトに対し

GMジャガイモの栽培、BASFが認可申請

独化学大手BASFは10月31日、遺伝子組み換え(GM)ジャガイモ「フォルトゥーナ」の商業向け栽培の認可をEUに申請した。フォルトゥーナはBASFが2003年から研究を進めてきたGMジャガイモで、ジャガイモ疫病に耐性を持

ウクライナの穀物輸出、7-10月期は伸び悩み

ウクライナの今年度(2011年7月~12年6月)の穀物輸出量が伸び悩んでいる。ウクライナ政府は、今年の穀物の予定収穫量5,300万トンのうち過去最高の2,700万トンを輸出することを計画しているが、目標達成は容易ではなさ

BASF SE―食用GMポテト栽培をEUに申請―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10月31日、バイオ子会社BASF Plant Scienceが遺伝子組み換え(GM)ポテト「Fortuna」の栽培と食品・飼料への投入を欧州連合(EU)に申請したと発表

ウクライナ、穀物輸出関税を一部撤廃

ウクライナ議会は21日、穀物の輸出関税を一部撤廃した。同国は12月末までの時限措置として、7月1日から小麦、大麦、トウモロコシの輸出関税を導入した。関税率は小麦で9%(1トン当たり最低17ユーロ)、大麦で14%(同23ユ

独機械業界が途上国の農業生産性向上を支援

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は先ごろ国連食糧農業機関(FAO)と共同で「Save Food」イニシアチブを立ち上げた。アフリカなどの途上国で技術・インフラが不足し大量の農産物が破棄されている現状を改善することが狙い。特

ロシアの穀物輸出、今年度は2,300万トンに

ズブコフ第一副首相は5日、今耕作年度(2011年7月~2012年6月)の穀物輸出量が2,300万トンに達するとの見通しを明らかにした。禁輸が解かれた7月から現在までの実績は1,000万トンと、過去20年で最高のペースとい

8月輸入物価、前月比で0.7%低下

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した2011年8月の輸入物価指数は前月比で0.7%減少し、2009年9月以来およそ2年ぶりの大幅低下となった。世界的な景気減速が反映された格好で、前年同月比の上げ幅も6.6%と前月の7.5

欧州委が来年の漁獲規制案提示、漁獲量11%削減

欧州委員会は9月27日、大西洋と北海を中心とした2012年の漁獲規制案を提示した。漁業に関する科学技術経済委員会(STECF)と国際海洋探査委員会(ICES)の科学的助言に基づき、全体では漁獲量を11年と比べて11%削減

BASF SE―肥料事業を露EuroChemに部分売却―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は27日、ベルギーのアントワープにある肥料工場をロシアの農業化学メーカーEuroChemに売却する契約に調印したと発表した。今後さらに肥料合弁会社PEC-Rhinの資本50

Bayer CropScience AG―バイオ分野のR&D投資を倍増―

Bayerの農業科学子会社Bayer CropScience(モンハイム)は15日、新たな事業戦略を発表した。新しい農薬の導入や研究開発(R&D)費の拡大を通して競争力を強化していく。 \ 同社は環境負荷の小さ

卸売物価の上げ幅、6.5%まで縮小

ドイツ連邦統計局が9日発表した2011年8月の卸売物価指数(2005年=100)は前年同月比の上昇率が6.5%だった。上げ幅は依然として大きいものの、前月の同8.2%から大きく低下。ピーク時の3月(10.9%)からは4.

ハチミツめぐる欧州裁判断が波紋

欧州連合(EU)の欧州司法裁判所が「遺伝子組み換え作物(GMO)の花粉が混入したハチミツ(花粉製品含む)は、混入率の多寡によらず販売認可が必要」とする判決を下したことを受け、ドイツ国内で混乱と当惑が広がっている。ハチミツ

ドイツワイン輸出量、上半期は15%減少

ドイツワイン研究所(DWI)がこのほど発表した国産ワイン輸出統計によると、2011年1-6月期の輸出量は前年同期比15%減の7,660万リットルへと大きく後退した。2010年のワイン用ブドウ収穫量が前年より23%少なくワ

魚介類価格が上昇基調に

魚介類の価格が上昇している。水産物情報センター(FIZ)が7日発表した最新レポートによると、ドイツ国内の水産物の平均小売価格は昨年、前年比で3.6%上がり、上げ幅は食品全体の1.6%を大きく上回った。中国やインドなど新興

不法漁業取り締まり強化、EU・米国が協定

EUと米国は7日、不法・無報告および無規制(IUU)漁業の取り締まり強化に関する協定に調印した。双方は今後、IUU漁業に対する新たな監視体制の構築に向けて協力する。 \ IUU漁業は、世界の持続可能な漁業や海洋生物多様性

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