ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した国内太陽電池製造装置業界(部品を含む)の2014年第1四半期の売上高は前年同期を18%以上、上回り、2年ぶりに増加へと転じた。主力市場のアジアのほか、中東・北アフリカ(MENA)、アフリカ南部、ラテンアメリカ市場が好調で、全体が押し上げられた格好。世界市場に占めるドイツ製品の割合はこれまで同様、50%を超えた。
売り上げの92%を輸出が占めた。売り上げに占めるアジアの割合は70%でダントツの1位。これにMENAが15%強で続いた。
部門別では薄膜太陽電池向けが37%で最も多く、2位はセル生産向け(32%)だった。モジュール生産向けは15%、多結晶シリコン・インゴット・ウエハー生産向けは17%となっている。
第1四半期の新規受注高は前年同期比31%強増となり、3年ぶりに売上高を上回った。受注に占めるアジアの割合は81%で、これにドイツ国内が10%強で続いた。