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2015/6/24

経済産業情報

ドイツはゴミ後進国か、一人当たりの排出量がEUで4番目に

この記事の要約

環境意識が高いとされるドイツで住民一人当たりの家庭・包装ごみの排出量が2013年に617キログラム(暫定値)に達し、欧州連合(EU)平均を136キロも上回ったことが、連邦統計局の23日の発表で分かった。EU加盟国のなかで […]

環境意識が高いとされるドイツで住民一人当たりの家庭・包装ごみの排出量が2013年に617キログラム(暫定値)に達し、欧州連合(EU)平均を136キロも上回ったことが、連邦統計局の23日の発表で分かった。EU加盟国のなかでデンマーク(同747キロ)、ルクセンブルク(653キロ)、キプロス(624キロ)に次いで4番目に多い。

背景には(1)商品の消費量が相対的に多い(2)一人暮らしの世帯が多い(3)パック売りの食料品が多い――ことがあるという。消費量が相対的に少ない東欧諸国ではごみの排出量が少なく、EUで最も少ない2カ国はルーマニア(272キロ)とエストニア(293キロ)だった。

統計局の職員は(2)について、構成員数が少ない世帯は多い世帯に比べ一人当たりのごみの排出量が多いと指摘した。