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2015/7/1

企業情報

MAN―人員削減1800人―

この記事の要約

フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社MAN(ミュンヘン)が人員削減に踏み切るもようだ。『ハンデルスブラット(HB)』紙などが報じたもので、経営陣は23日に複数の拠点で臨時従業員集会を開き、計1,800人の整理方針を明 […]

フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社MAN(ミュンヘン)が人員削減に踏み切るもようだ。『ハンデルスブラット(HB)』紙などが報じたもので、経営陣は23日に複数の拠点で臨時従業員集会を開き、計1,800人の整理方針を明らかにしたという。同社は報道内容へのコメントを控えている。

ドイツの全工場と墺シュタイル工場が人員整理の対象となるもようで、ザルツギター工場では完成車の組み立てを中止し、部品生産に特化するという。ロイター通信によると、管理部門で1,400人、製造部門で400人を削減する。経営上の理由による整理解雇は行わず、退職一時金の支給や高齢者パートタイム制度の利用を通して従業員数を減らしていく。商用車以外の部門では人員削減を行わない。

MANは欧州・南米市場の低迷を受けて業績不振が続いており、欧州では操短を実施。経営陣は3月にコスト削減の強化方針を打ち出した。HB紙によると、2017年までにコストを8億5,000万ユーロ圧縮する方針という。