欧州企業のアジア動向

Merck KGaA―がん治療薬開発で中国企業と提携―

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は13日、中国のバイオ企業BeiGeneとがん治療薬の開発・販売で提携すると発表した。Merckは開発リスクの削減と新薬の確保に向けて提携を強化する戦略を打ち出しており、BeiG […]

Merck KGaA―中国に医薬品工場、17年生産開始―

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は15日、中国に医薬品工場を建設すると発表した。急速に成長する現地市場で競争力を強化する狙い。同社は業績拡大に向けて新興国事業の強化戦略を打ち出している。 \ 8,000万ユーロ

Volkswagen AG―中国に新工場開設、現地16カ所目―

自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は24日、中国浙江省の寧波で完成車工場の開所式を行った。VWにとって同国で16カ所目の工場。VWは中国市場の拡大を踏まえ、現地工場数を急速に増やしている。 \

Voestalpine AG―アジア売上20年までに3倍に―

鉄鋼大手の墺Voestalpine(リンツ)は2020年までにアジア売上高を現在の約3倍の20億ユーロ強に拡大する意向だ。欧州市場の低迷を受けた措置で、連結売上に占めるアジア事業の割合を約10%に引き上げる。ヴォルフガン

Siemens AG―サウジで地下鉄受注、総額15億ユーロ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は10日、サウジアラビアで無人地下鉄を共同受注したと発表した。首都リヤドに2路線を敷設。同社は車両と電気系統、信号・通信技術を引き受ける。受注総額は約75億ユーロ(100億ドル)で

Solutronic AG―印など国外市場の開拓強化へ―

ソーラーインバーターの開発・販売を手がける独Solutronic(ケンゲン)が国外市場の開拓を強化する。これまで強く依存してきたドイツ市場は太陽電池メーカーの相次ぐ経営破たんを受けて事業の拡大が見込めなくなっているためだ

中国人の幹部登用、独企業は消極的

販売・サービス市場として中国の重要性が高まるっているにもかかわらず、中国に進出する独企業の多くは現地社員の幹部登用をためらっているようだ。ベルリンのエコノミスト養成機関EWFの調査によると、DAX(ドイツ株価指数)採用銘

Brenntag

化学品商社大手の独Brenntagは17日、インドのバイオ企業Zytexグループから食品添加剤のディストリビューター事業を買収すると発表した。現地の食品産業向け事業を強化する狙い。取引金額は公表していない。買収手続きは今

Volkswagen AG―低価格車の投入検討―

自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が同グループ初の低価格車の市場投入を検討している。世界最大の自動車メーカーになるという目標を達成するには同分野に参入することが必要不可欠とみられるため。現在プロ

Wirecard AG―シンガポール同業買収―

決済サービスを手がける独Wirecard(アッシュハイム)は12日、シンガポールの同業Korvacグループを買収すると発表した。アジア事業強化戦略の一環。同社は2011年にもシンガポールの同業System@Workを傘下

Porsche

高級スポーツ車メーカーのPorscheは16日、韓国に販売子会社を設立すると発表した。アジアでは中国、日本、シンガポールに続く4つ目の子会社で、来年1月1日から営業を開始する。これまでは現地の輸入事業者を通して販売を行っ

Ergo Versicherungsgruppe AG―中国で生保販売へ―

保険大手の独Ergo(デュッセルドルフ)は5日、中国の国営投資会社SSAIHと共同で生命保険の合弁会社ErgoChina Lifeを設立したと発表した。9月第2週中にも販売を開始する予定。足元のドイツでは低金利で事業環境

自動車大手BMWにインドが懲罰関税の見通し

自動車大手の独BMWが税関に虚偽の申告を行っていたとしてインドから懲罰関税を課される公算が高まっている。経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が報じ、同社が追認した。 \ インドでは個々の自動車部品の輸入関税率が10%にとどま

Volkswagen AG―中国北西部工場、当初はセミKD生産に―

自動車大手のVolkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は中国北西部の新疆ウイグル自治区に新設した完成車工場で当面、部品を外部から持ち込んで生産するセミノックダウン方式を採用する。工場内に完成していない施設があるため。

Daimler AG―中国攻勢、今後2年で20車種投入へ―

高級車大手の独Daimler(シュツットガルト)は27日、中国市場に今後2年で新型車ないしモデルチェンジ車を計20種類投入する計画を明らかにした。同市場で先行する競合のAudi、BMWを追撃する狙いで、総額20億ユーロを

ING Groep N.V.―韓国生保子会社を売却―

金融大手の蘭ING(アムステルダム)は26日、韓国の生保子会社ING Life Koreaを現地投資会社MBK Partnersに売却すると発表した。アジア事業から部分撤退する計画の一環。売却手続きは当局の承認を経て終了

Fresenius Kabi AG―インドネシアで合弁―

医薬品・医療機器メーカーの独Fresenius Kabi(バート・ホンブルク)は19日、インドネシアの製薬大手PT Soho Global Health(SGH)と提携すると発表した。SGHの子会社PT Ethica I

独自動車メーカー、「中国独自ブランド」に消極的

ドイツの自動車メーカーが中国の現地メーカーと共同で立ち上げた“中国ブランド”の製品開発に消極的になっている。中国政府が合弁によって先進国からの技術移転を目指しているためで、独メーカーは製品開発から生産に至るまでの技術供与

製薬大手ロシュ、インドで特許申請を断念

スイスの製薬大手ロシュは16日、乳がん治療薬「ハーセプチン」のインドでの特許申請を断念すると発表した。同社は今月上旬、書類に不備があるとして印特許庁から特許申請を拒否されていた。インドでは新薬の特許が十分に保護されないな

Bahlsen GmbH & Co. KG―欧州域外に進出へ―

「Leibniz-Keks」などのクッキーで有名な独菓子大手のBahlsen(ハノーバー)が欧州域外の市場開拓に向けて準備を進めている。欧州市場は頭打ちとなっており、事業を大きく伸ばすには「欧州の外部」に出て行くほか手段

BASF SE―ポリアミド成形材料工場を上海に―

独化学大手BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は29日、同社のポリアミド(PA)成形材料である「Ultramid」の生産施設を上海に設置すると発表した。エンジニアリングプラスチックやフィルム、繊維向けの需要が中国を中心に

Claas KGaA mbH―中国同業Jinyeeを買収―

農機大手の独Claas(ハルゼヴィンケル)は16日、中国同業Shandong Jinyee Machinery Manufacture Co. Ltd.の過半数資本を取得し子会社化すると発表した。急速に拡大するアジア最大

BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH―中国事業が好調―

白物家電大手の独BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(ミュンヘン)が中国事業を拡大している。現地法人のローラント・ゲルケ社長への取材をもとに17日付『フランクフルター・アルゲマイネ』

Fissler GmbH―中国事業が急拡大―

圧力なべで有名なキッチン用品メーカーFissler(イダール・オーバーシュタイン)が中国事業を急速に拡大している。ドイツ製の高級ブランドである同社製品がステイタスシンボルになっていることが大きい。マルクス・ケプカ社長が『

Getrag GmbH & Cie KG―アジアでの変速機販売を3倍に―

自動車部品大手の独Getrag(ウンターグルッペンバッハ)は2日の決算発表で、アジアにおける変速機販売数を2020年までに3倍に拡大する計画を明らかにした。特に中国とインドで大幅な成長を見込んでいる。 \ 今年はアジアで

Lanxess AG―中国・寧波に顔料工場設置へ―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は4日、中国沿海部の寧波で酸化鉄顔料工場の建設を開始したと発表した。現地需要の拡大に対応するほか、輸出にも振り向ける。 \ 約5,500万ユーロを投じて寧波石化経済技術開発区(

Evotec AG―インド拠点を閉鎖―

独バイオ企業Evotec(ハンブルク)は8日、化学サービスを展開する印子会社Evotec (India) Private Ltdを清算すると発表した。同サービス事業を今後、英アビンドンの拠点に集約。コスト削減を図るととも

Robert Bosch GmbH―「中国事業に懸念なし」―

自動車部品大手の独Bosch(シュツットガルト)は中国事業を今後も大幅に拡大する意向だ。市場には同国の信用バブルが崩壊するとの懸念があるものの、同社は今年上半期も下半期も2ケタ台の売上成長を予想。現地の従業員数ついても今

SGL Carbon SE―炭素複合材分野でサムスンと合弁―

炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)は20日、サムスン石油化学と共同で炭素複合材料の合弁販社を設立すると発表した。アジア事業を強化するとともに、同材料の投入分野を拡大していく考えで、まずはサムスングループ向けを中心

Daimler AG―中国販売網強化へ―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は18日、中国販売網の強化方針を発表した。これまで進出していない地域を中心に販売店を設置するほか、ディーラー研修体制やアフターセールスサービスの拡充に取り組む。 \ 販売店

Deutsche Bahn AG―UAEで貨物鉄道運営へ―

Deutsche Bahn(DB、ベルリン)はアラブ首長国連邦(UAE)で今秋から貨物鉄道事業を開始する予定だ。物流子会社DB Schenker Railのアレクサンダー・ヘッデリヒ社長が明らかにしたもので、現地の国営鉄

Villeroy & Boch

高級食器メーカーの独Villeroy & Bochは24日、インド市場に進出すると発表した。同国で高級ブランドの販売を手がけるGenesis Luxury Fashionと提携。急速に拡大する現地需要を取り込む

Siemens AG―発電所建設事業の統括拠点を韓国に移管―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が発電所建設事業の統括拠点をドイツのエアランゲンとオッフェンバッハから韓国に移管する。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が11日付で報じたもので、ドイツとオーストリアでは人員削減

BASF SE―南京プラントの拡張検討―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は5月29日、中国石油化工(Sinopec)と共同運営する南京プラントの拡張を検討すると発表した。アジア市場の成長が今後も続くと予想しているためで、エチレンオキシドの生産能

Lapp Holding AG―アジアを中心に事業強化―

ケーブルメーカーの独Lapp(シュトゥットガルト)がアジアを中心に事業を強化する。アンドレアス・ラップ社長などへの取材をもとに3日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 \ 同社のアジア製造拠点は現在、韓国、中

BASF SE―アジア・太平洋売上を20年までに倍増―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は4日、アジア・太平洋地域の売上高を昨年の125億ユーロから2020年までに250億ユーロへと倍増させる計画を発表した。同市場の急成長が今後も続くと予想しており、市場を上回

BASF SE―アジアの農薬市場で競合追撃へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)はアジア市場での農薬売上高を昨年の5億2,500万ユーロから2020年には約10億ユーロへと大幅に拡大する。同市場は世界最大で成長率も高いにもかかわらず、同社は競合に後れを

Daimler AG―アジアのトラック事業統合―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は23日、アジアのトラック事業をDaimler Truck Asiaの下に統合すると発表した。シナジー効果を引き出すことが狙いで、傘下の三菱ふそうトラック・バス(MFTCB

Continental AG―中国担当取締役を創設―

自動車部品大手のContinental(ハノーバー)は17日、中国事業担当の取締役ポストを新設すると発表した。同国市場の重要性が高まっていることに対応する狙いで、シャシ・安全システム事業を担当するラルフ・クレーマー取締役

Danone

食品大手の仏Danoneは20日、中国蒙牛乳業(China Mengniu Dairy)と提携すると発表した。3億2,500万ユーロを投じて中国蒙牛の資本約4%を取得するほか、ヨーグルト製品を共同開発。急成長する中国市場

Dr. Wolff-Gruppe GmbH―アジア市場に参入―

コスメティック製品・塗布薬メーカーのDr. Wolff-Gruppe(ビーレフェルト)がアジア市場に参入する。国際事業強化戦略の一環で、7月にもシンガポールに支店を開設。9月からマーケティングを開始する。エドゥアルト・デ

Rheimetall

複合企業Rheimetallは22日、自動車部品部門の子会社Pierburg Pump Technology GmbHが中国同業Huayu Automotive Systems Co., Ltd. (SAICグループ)傘

Alfred Kaercher GmbH & Co. KG―中国に工場建設―

清掃機器メーカーの独Kaercher(ヴィンネンデン)はこのほど、上海北西の常熟市に工場を建設すると発表した。アジア、アフリカ、ラテンアメリカ市場向けの高圧洗浄機、スチームクリーナー、掃除機を生産する。投資規模は1,80

BMW―印バイク大手と提携―

高級車大手の独BMWがオートバイ分野でインド企業TVS Motor Companyと提携する。排気量500CC未満のモデルを共同開発・生産。グローバル規模で販売していく。ロイター通信などが報じた。 \ TVS Motor

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