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2015/4/24

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この記事の要約

ドイツのフラウンホーファー研究所がカールスルーエ技術研究所(KIT)と共同で実施した都市部における移動(モビリティー)に関する研究プロジェクト。 自動車コンセプト(Hardware)、情報・通信技術(Software)、 […]

ドイツのフラウンホーファー研究所がカールスルーエ技術研究所(KIT)と共同で実施した都市部における移動(モビリティー)に関する研究プロジェクト。

自動車コンセプト(Hardware)、情報・通信技術(Software)、移動コンセプトやインフラ、事業モデルなど(Orgware)、人材育成(Mobility Academy)を踏まえた総合的な観点から都市部における未来のモビリティーに関する研究に取り組んだ。

また、◇電動自転車による近距離移動◇超小型の代替燃料車による市内交通◇従来の小型車による長距離移動――の3つのカテゴリーを設け、これらの連携による効率的なモビリティーについて考察した。

実施期間は2011年7月~2015年12月まで。バーデン・ヴュルテンベルク州とフラウンホーファー研究所が資金を助成した。

4月13~17日にドイツで開催された国際産業見本市「ハノーバーメッセ」では研究成果の一部を紹介するとともに、電気自動車のコンセプトカーを出展した。このコンセプトカーには、同プロジェクトを通して開発した電気モーターや変速機、リチウムイオン電池、レンジエクステンダー(航続距離延長装置)のメタノール燃料電池などが搭載されている。

6月17~18日にカールスルーエで開催される未来の都市モビリティーに関するシンポジウムでは、研究プロジェクトのすべての成果を発表する。

フラウンホーファー研究所からは、システム・イノベーション研究所(ISI)、化学技術研究所(ICT)、オプトエレクトロニクス・システム技術画像処理研究所(IOSB)、材料メカニズム研究所(IWM)、新しい駆動システムに関するプロジェクトグループ(NAS)が参加した。これらの研究所やプロジェクトグループは、カールスルーエやフライブルクなどバーデン・ヴュルテンベルク州に拠点を置く。

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