2013/2/4

決算情報

ドイツ銀行(2012年12月通期決算)

この記事の要約

2012年12月通期決算の純利益は7億ユーロで、前期の43億ユーロから大幅に減少。訴訟リスクの引当金やのれん代の減損処理の影響で、第4四半期(10~12月)の最終損益が前年同期の黒字(2億ユーロ)から22億ユーロの赤字に […]

2012年12月通期決算の純利益は7億ユーロで、前期の43億ユーロから大幅に減少。訴訟リスクの引当金やのれん代の減損処理の影響で、第4四半期(10~12月)の最終損益が前年同期の黒字(2億ユーロ)から22億ユーロの赤字に悪化したことが響いた。同行はメディア大手キルヒの経営破たん(02年)に伴う損害賠償訴訟や、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作問題で巨額の損賠・課徴金支払いを命じられる恐れがあり、法的リスク関係の引当金を第4四半期に10億ユーロ積み増して18億ユーロとした。また、財務改善に向けた新経営戦略に伴って投資銀行、資産管理部門を中心に総額19億ユーロに上るのリスク資産を減価償却した。

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