欧州電機大手のフィリップス(オランダ)は3月31日、照明事業の一部を投資会社ゴー・スケール・キャピタルに売却することで合意したと発表した。経営資源を医療機器と家電に集中する戦略に沿ったもので、LED照明部品と自動車照明事業を統括するルミレッズの株式80.1%を28億ドルで売却する。
売却対象となる事業の2014年の売上高は約20億ドル。世界30カ国以上で業務を展開し、従業員は8,300人に上る。
ゴー・スケールは投資会社GSRベンチャーズとオーク・インベストメント・パートナーズが出資する企業で、すでにLED照明と自動車照明分野の企業に出資している。今後は自動車照明事業を強化する考えだ。