欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/7/7

西欧

BASF、スチレン樹脂合弁から撤退

この記事の要約

独化学大手のBASFは6月30日、スチレン樹脂合弁会社スチロリューションの資本50%を共同出資者の英イネオスに売却し、同合弁から撤退すると発表した。取引金額は11億ユーロで、売却手続きは独禁当局の承認を経て第4四半期に終 […]

独化学大手のBASFは6月30日、スチレン樹脂合弁会社スチロリューションの資本50%を共同出資者の英イネオスに売却し、同合弁から撤退すると発表した。取引金額は11億ユーロで、売却手続きは独禁当局の承認を経て第4四半期に終了する見通し。スチロリューションはイネオスの完全子会社となる。

スチロリューションはBASFとイネオスが2011年10月に折半出資で設立した。その際、イネオスはBASFが持つ50%を14年2月以降に取得するオプション権を取得。BASFも同持ち分を14年10月以降にイネオスに売却する権利を確保していた。