独化学大手のBASFは6月30日、スチレン樹脂合弁会社スチロリューションの資本50%を共同出資者の英イネオスに売却し、同合弁から撤退すると発表した。取引金額は11億ユーロで、売却手続きは独禁当局の承認を経て第4四半期に終了する見通し。スチロリューションはイネオスの完全子会社となる。
スチロリューションはBASFとイネオスが2011年10月に折半出資で設立した。その際、イネオスはBASFが持つ50%を14年2月以降に取得するオプション権を取得。BASFも同持ち分を14年10月以降にイネオスに売却する権利を確保していた。