欧州経済ウオッチャー

シーメンス、医療情報システム事業を米社に売却

独シーメンスは6日、医療情報システム部門を電子カルテ大手の米サーナーに13億ドルで売却すると発表した。HS事業は規模が小さく単独では競争に生き残れないため撤退を決めた。今後はヘルスケア分野の経営資源を検査、造影、治療関係 […]

エティハド、アリタリアへの49%出資で最終合意

アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空は8日、経営難に陥っている伊アリタリア航空への出資で最終合意した。エティハドは5億6,000万ユーロを出資して株式49%を握り、筆頭株主となってアリタリアの再建に取り組む。 合意

独デパート大手、オーストリア投資会社が買収

オーストリアの不動産投資大手シグナ・ホールディングは15日、経営不振の独デパート大手カールシュタットを完全買収すると発表した。買収額は1ユーロと、事実上無償の取引となる。カールシュタットの現オーナー、ニコラス・ベルグラン

ロシュ、バイオ医薬品のサンタリスを買収

欧州製薬大手のロシュ(スイス)は4日、デンマークのバイオ医薬品会社サンタリス・ファーマを買収することで合意したと発表した。買収額は最大4億5,000万ドル。8月末までの買収手続き完了を見込む。 サンタリスはRNA(リボ核

独ラインメタルの対ロ輸出、政府が許可取り消し

独防衛機器大手ラインメタルによるロシアへの輸出の許可をドイツ政府が取り消したことが4日、明らかになった。政府は3月、クリミア併合手続きを進めるロシアに圧力をかけるため、現状では同輸出を支持できないとの立場を示していたが、

独メトロ、ベトナムの卸売り事業から撤退

独流通大手のメトロは7日、ベトナムのキャッシュ・アンド・キャリー(会員制の現金持ち帰り問屋)事業から撤退すると発表した。同事業の展開地域を絞り込む方針に沿った措置で、同国の店舗19カ所を不動産も含めてタイ同業バーリ・ジャ

スイス・ライフ、独不動産管理会社を買収

スイス生保最大手のスイス・ライフは13日、ドイツの独立系不動産管理サービス会社コルプス・シレオを完全買収すると発表した。コルプス・シレオの大株主であるケルンボン貯蓄銀行(出資比率50%)、デュッセルドルフ貯蓄銀行(同25

HSBCの上期は5%減益、投資銀行部門が不調

英最大手銀行のHSBCホールディングスが4日発表した2014年6月中間決算の純利益は97億4,600万ドルとなり、前年同期から5%減少した。投資銀行部門の不調、前年同期のような資産売却益がなかったことで収益が悪化した。

ユーロ圏経済が失速、4~6月期はゼロ成長に

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2014年4~6月期の域内総生産(GDP、速報値)は前期から横ばいとなり、ゼロ成長にとどまった。ユーロ圏は13年4~6月期から4四半期連続でプラス成長となっていたが、ドイ

ティッセンクルップの収益改善、4~6月期に黒字転換

独鉄鋼最大手のティッセンクルップが14日発表した2014年4~6月期(第3四半期)決算の最終損益は4,000万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(3億9,800万ユーロ)から改善した。同社は赤字が続いていたが、合理化効果

欧州中銀が金利据え置き、量的緩和も見送り

欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.15%に据え置くことを決めた。景気回復の足取りが重く、消費者物価が上がらない状況が続いているが、6月に打ち出し

BMW、4~6月期は27%増益

高級車大手の独BMWが5日発表した2014年4~6月期(第2四半期)の最終利益は17億7,100万ユーロとなり、前年同期から27.2%増加した。ユーロ高が逆風になったものの、中国、米国市場で利幅の大きい高馬力車、特別仕様

EU、青果生産者を支援へ、ロシアの禁輸措置受け

ロシアが欧米などの国々の一部の農水産品の禁輸に踏み切ったことを受け、欧州委員会は14日、生鮮青果の生産者に対する支援を実施すると発表した。近く具体策を明らかにする。 ロシアのメドベージェフ首相は7日、ウクライナ情勢をめぐ

クレディ・アグリコルが大幅減益、BES関連の損失響く

仏大手銀行クレディ・アグリコルが5日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は1,700万ユーロとなり、前年同期から98%減少した。保有していたポルトガル大手銀行バンコ・エスピリト・サント(BES)の株式が

7月のユーロ圏インフレ率、確定値も0.4%

EU統計局ユーロスタットが14日発表した7月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.4%となり、前月の0.5%から0.1ポイント縮小した。価格変動が激しいエネルギー、食品・アル

英プルデンシャル、上期は大幅増益

英保険最大手プルデンシャルが12日発表した2014年6月中間決算の純利益は11億4,500万ポンド(約14億4,000万ユーロ)で、前年同期の3倍以上に拡大した。英国の生保部門が不調だったが、米国、アジア部門が好調で、新

ウニクレディト、4~6月期は12%増益

伊最大手銀行のウニクレディトが5日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算は、純利益が4億300万ユーロとなり、前年同期から12%増加した。金利、手数料収入が増えたほか、不良債権の引当金が15億3,000万ユーロか

EU・カナダFTA締結交渉が最終合意へ、16年半ばにも発効へ

EUとカナダの自由貿易協定(FTA)締結交渉をめぐり、カナダ政府は5日、合意書の取りまとめ作業が完了したことを明らかにした。法律面からの最終的な見直しと翻訳作業を経て、欧州議会とEU加盟国およびカナダ各州で批准手続きに入

蘭ING、4~6月期は19%増益

オランダ金融大手INGグループが6日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の最終損益は10億7,000万ユーロの黒字となり、黒字幅は前年同期から19%増加した。貸倒引当金が34%減の4億500万ユーロに縮小したに

ルーマニア中銀が政策金利引き下げ、過去最低の3.25%に

ルーマニア中央銀行は4日、政策金利を3.5%から0.25ポイント引き下げ、過去最低の3.25%にしたと発表した。物価上昇が弱まっていることを受けたもので、5カ月ぶりの利下げとなる。 ルーマニア中銀は内需の停滞、物価が上が

ユーロ圏鉱工業生産指数、6月は0.3%低下

EU統計局ユーロスタットは13日、ユーロ圏の6月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.3%低下したと発表した。下げ幅は前月の1.1%から縮小したものの、2カ月連続でマイナスとなり、ユーロ圏の景気回復がもた

バンク・オーストリア、RBSのルーマニア法人事業を買収

伊大手銀行ウニクレディト傘下のバンク・オーストリアはこのほど、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)からルーマニアの法人向け事業を買収することで合意した。バンク・オーストリアのルーマニア子会社ウニクレディト・ティ

S&P、スロバキアの格付け見通し引き上げ

大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はこのほど、スロバキアの信用格付け見通しを、従来の「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。経済成長の加速が債務縮小につながるとの見方を示した。同国の現在の

6月のユーロ圏生産者物価0.8%低下、12カ月連続のマイナスに

EU統計局ユーロスタットは4日、ユーロ圏の6月の生産者物価指数(建設業を除く)は前年同期比で0.8%低下したと発表した。同指数がマイナスとなるのは12カ月連続。資本財、耐久消費財、非耐久消費財が上昇したが、中間財、エネル

ルクオイル、中東欧3カ国の給油所売却

ロシア石油大手ルクオイルは4日、チェコ、スロバキア、ハンガリーの中東欧3カ国のガソリンスタンドを売却すると発表した。管轄当局の許可を経て、年内に売却手続きを完了する見通し。 声明によると、チェコのガソリンスタンド44カ所

仲裁裁判所、ロシアに500億米ドルの賠償を命令

ロシアの石油最大手だったユコスの株主団がロシア政府を相手に起こしていた裁判で、オランダの常設仲裁裁判所(PHA)は28日、ロシア政府に500億米ドル(372億ユーロ)の賠償金支払いを命じる判決を下した。ユコスの解体が政略

BNPパリバが赤字転落、米での罰金支払い響く

仏最大手銀行のBNPパリバは7月31日、2014年4~6月期(第2四半期)決算の最終損益は43億2,000万ユーロの赤字だったと発表した。米国での巨額の罰金支払いによるもので、リーマンショックに伴う金融危機に見舞われた2

ソシエテ・ジェネラル、4~6月期は7%増益

仏2位銀行ソシエテ・ジェネラルが1日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は10億300万ユーロで、前年同期から7.8%増加した。米国での訴訟に関連する積立金を2億ユーロ上積みしたが、貸倒引当金が24%減

サノフィの収益改善、4~6月の黒字7割増

仏製薬大手サノフィ・アベンティスが7月31日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算は、最終損益が7億7,700万ユーロの黒字となり、黒字幅は前年同期から73.4%増加した。減収となったが、抗がん剤の新薬開発の中止

カルフール、上期利益は16%

仏小売り大手カルフールはが7月31日発表した2014年6月中間決算の純利益は2億7,400万ユーロで、前年同期から16.7%増加した。売上高は中南米の通貨安、中国の個人消費減速などで1.7%減の403億ユーロに落ち込んだ

ミシュラン、上期は増収減益

タイヤ大手の仏ミシュランが7月29日発表した2014年6月中間決算の純利益は6億2,400万ユーロとなり、前年同期から23%増加した。価格競争の影響で売上高は4.7%減の96億7,000万ユーロに落ち込んだが、原材料費の

オレンジの業績悪化、価格競争で上期30%減益

仏通信最大手のオレンジ(旧フランステレコム)が7月29日発表した2014年6月中間決算は、純利益が7億4,400万ユーロとなり、前年同期から30.3%減少した。国内携帯電話サービス市場の競争激化が収益を圧迫。コストを3.

ロイス銀、上期は大幅減益

英大手銀行ロイズ・バンキング・グループが7月31日発表した2014年6月中間決算は、最終損益が6億6,500万ポンド(約8億4,000万ユーロ)の黒字となったが、黒字幅は前年同期から57%減少した。為替不正操作問題での罰

英バークレイズが黒字転換、4~6月の純利益1.6億ポンド

英大手銀行のバークレイズは7月30日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算で1億6,100万ポンド(約2億ユーロ)の純利益を計上し、前年同期の赤字(1億6,800万ポンド)から黒字に転換した。引当金の縮小、コスト

伊インテサ銀、4~6期は87%増益

伊大手銀行インテサ・サンパオロが1日発表した2014年伊大手銀行インテサ・サンパオロが15日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は(第2四半期)決算は、純利益が2億1,700万ユーロとなり、前年同期から

伊保険大手ゼネラリ、特損響き減益

伊保険最大手のゼネラリが7月31日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は4億1,600万ユーロとなり、前年同期から13%減少した。スイスのプライベートバンク部門BSIの売却で1億1,300万ユーロの損失

アルセロールミタル、4~6月期に黒字転換

鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル(ルクセンブルク)が1日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算は、最終損益が5,200万ドルの黒字となり、前年同期の赤字(7億8,000万ドル)から黒字に転じた。欧州、米国での需

サンタンデール銀、4~6月は38%増益

時価総額でユーロ圏最大の銀行であるスペインのバンコ・サンタンデールが7月31日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算は、純利益が14億5,000万ユーロとなり、前年同期から38%増加した。スペイン、英国部門の収益

BBVAは大幅減益、中南米部門の不振響く

スペイン2位銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)が7月30日発表した2014年6月中間決算の純利益は13億3,000万ユーロとなり、前年同期から54%減少した。中南米での収益が12%減ったほか、前

ビール世界最大手インベブ、サッカーW杯効果で増収

ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)が7月31日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の売上高は122億100万ドルとなり。前年同期から5%増加した。販売は米国で低迷したが、ブラジルでサ

丸紅、ルーマニアの火力発電プロジェクトで合弁

ルーマニア国営の公益企業ブカレスト電力(エルチェン)は7月29日、丸紅とガス火力発電所建設プロジェクトで合弁契約を結んだと発表した。投資総額は約1億7,000万ユーロ。丸紅が90%、エルチェンが10%を出資する。 中部ム

日立のリトアニア原発建設、大きく前進

日立製作所は7月30日、リトアニア北部のビサギナスに原子力発電所を建設する計画を推進していくと発表した。国民投票で過半数が反対票を投じたことから凍結状態となっていたが、同国政府がゴーサインを出したため建設に向けて始動。同

チェコ下院、たばこ増税法案を可決

チェコ下院は30日、たばこ税引き上げ法案を可決した。増税額は1箱当たり3~4コルナで、税収は28億コルナ(1億300万ユーロ)拡大する見通し。同法案は今後、上院の承認と大統領の署名を経て施行される。政府は税収拡大分を年金

OTPバンク、ポルトガル商業銀のルーマニア子会社買収

ハンガリー最大手銀行OTPバンクは7月31日、ポルトガル商業銀行(BCP)からルーマニアのミレニアムバンク・ルーマニアを買収すると発表した。OTPバンクはミレニアムバンク・ルーマニアの全ての発行済株式を3,900万ユーロ

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