ロシア自動車最大手のGAZは28日、2010年通期の売上高が前期比47%増の967億ルーブル(24億ユーロ)に拡大したと発表した。新型の小型商用車「GAZelle」の市場投入が増収に貢献した。純利益は21億ルーブル(5,200万ユーロ)だった。同社が業績を公表するのは06年通期以来、4年ぶり。
\GAZは09年に倒産寸前まで経営が悪化したが、政府による支援で危機をまぬがれた経緯がある。ドイツの同業フォルクスワーゲン(VW)と提携しており、今月14日にはVWおよびシュコダブランドの生産受託が決まった。契約によると、2019年まで年間11万台を生産する計画だ。
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