2011/7/6

CIS諸国

アゼルバイジャン、グルジアの鉄道幹線整備に5.75億ドル融資

この記事の要約

アゼルバイジャンが欧州アジア幹線鉄道の建設に向け、グルジアに5億7,500万米ドルの融資を実施する。地域紛争で対立するアルメニアを迂回した幹線を整備する目的だ。2013年の開業が予定されている。\ 1日調印された融資契約 […]

アゼルバイジャンが欧州アジア幹線鉄道の建設に向け、グルジアに5億7,500万米ドルの融資を実施する。地域紛争で対立するアルメニアを迂回した幹線を整備する目的だ。2013年の開業が予定されている。

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1日調印された融資契約によると、期間は25年で年利5%。アゼルバイジャンは以前にも期間25年、年利1%で2億ドルをグルジアに貸し付けている。

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整備されるのは、アゼルバイジャンのバクーからグルジアの首都トビリシを経由し、トルコ北東部のカルスを結ぶBTK線だ。グルジア国内では29キロメートル区間を新設し、既存の183キロメートル区間を更新する。工事総額は推定10~12億ドルに上る。開通直後の年間輸送能力は650万トンで、最大1,700万トンまで拡大する予定だ。(東欧経済ニュース2010年9月1日号「アゼルバイジャン国鉄、鉄道インフラ近代化」を参照)

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