2012/3/28

ロシア

マツダのロシア合弁交渉、最終合意間近

この記事の要約

マツダとロシアの自動車製造・販売会社ソラーズが進めている合弁生産会社の設立に向けた交渉が、合意に近づいている。マツダのグローバルマーケティング担当役員、毛籠勝弘氏が現地の報道陣に語った。合弁の工場は極東沿岸のプリモライに […]

マツダとロシアの自動車製造・販売会社ソラーズが進めている合弁生産会社の設立に向けた交渉が、合意に近づいている。マツダのグローバルマーケティング担当役員、毛籠勝弘氏が現地の報道陣に語った。合弁の工場は極東沿岸のプリモライに建設され、今年末か来年初めにもロシア市場向けにマツダの2車種の生産を開始する計画という。

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毛籠氏は合弁事業の投資額については明らかにしていないが、一部の報道によると約8,000万ドルに上り、当初の年間生産台数は2万5,000~5万台と見られる。

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マツダのロシア子会社のシュライバー社長の話によると、昨年は鉄道経由の輸送を簡便化する目的でノボシビルスクに倉庫を開設するとともに、フィンランド湾に面する港湾都市ウスチルガの貨物ターミナルからの出荷量を増やした。今年のロシア販売目標は昨年の2割増の4万8,000台という。ただ、経済危機前の2008年に記録した7万台超を回復するには時間がかかりそうだ。

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