2012/3/28

ハンガリー

仏EDF子会社、バイオマス発電所が稼働

この記事の要約

仏電力会社EDFのハンガリー子会社EDFデマースの傘下にあるツオルドフォラス・エネルギアは22日、昨年6月からセゲド市に建設していたバイオマス発電所を正式に稼働させた。総工費は13億フォリント、発電能力は1,200KW( […]

仏電力会社EDFのハンガリー子会社EDFデマースの傘下にあるツオルドフォラス・エネルギアは22日、昨年6月からセゲド市に建設していたバイオマス発電所を正式に稼働させた。総工費は13億フォリント、発電能力は1,200KW(名目)となる。

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ツオルドフォラス・エネルギアには、EDFデマースが過半数資本を出資するほか、同国農業大手のアグロプランタ(Agroplanta)とカロチン(Karotin)、畜産大手のピッグマーク(Pigmark)、セゲド科学大学のビジネスユニット、デアークが参加している。同発電所は、アプロプランタ、カロチン、ピッグマークから回収した植物・動物性廃棄物をガス化して発電する仕組みをとっている。年間発電量は7.5GWhを見込み、3,700世帯分の電力と6.9GWhの熱エネルギー(ピッグマークの養鶏・養豚場の暖房設備及びカロチンの農作物乾燥施設向け)を供給することになっている。

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なお、欧州連合(EU)は当該バイオマス発電プロジェクトに6億2,500万フォリントの資金を助成した。(1HUF=0.37JPY)

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