2012/3/28

ハンガリー

テレノール、「アンドロイド」搭載スマホ好調

この記事の要約

ノルウェー通信最大手テレノールのハンガリー事業で、基本ソフト(OS)にオープンソースの「アンドロイド」を採用したスマートフォンの販売が好調だ。現地法人テレノール・ハンガリーが22日明らかにしたところによると、同社が販売す […]

ノルウェー通信最大手テレノールのハンガリー事業で、基本ソフト(OS)にオープンソースの「アンドロイド」を採用したスマートフォンの販売が好調だ。現地法人テレノール・ハンガリーが22日明らかにしたところによると、同社が販売する携帯端末にスマートフォンが占める割合は50%で、うち40%が「アンドロイド」搭載機。今後はサイフ機能(電子財布)の利用が広まると予測している。

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最近の市場データによると、世界で使われている携帯端末のうち、スマートフォンは30%を占める。OS別ではアンドロイドが49%でトップシェアを握り、2位の「iOS」(アップル製)の19%に大きく水を開けている。ハンガリーはすでに昨年1月の時点でアンドロイドがiOSを追い越した。

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モバイルネットの利用も急速に普及しつつあり、テレノールではこれまでに加入者数が2010年12月の2倍の47万8,000人に増加した。加入者1人当たりの通信量は月平均1.7ギガバイトで、通信全体の41%を占めている。

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次に普及するとみられるのはサイフ機能(電子財布)で、世界市場規模は2011年の2,400億米ドルから15年には6,700億ドルに成長すると予想される。

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これをにらみ、テレノールは昨年、近距離無線通信のニアフィールド・コミュニケーション(NFC)技術を用いたモバイル決済サービスの開発を目指すマスターカード連合に参加した。これまでにアンドロイド・マーケットでの決済用アプリケーションのダウンロード回数は1万回に上っている。

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