2012/3/28

ロシア

VW、ロシア販売台数15%増目指す

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループがロシア事業を強化する。ロシア子会社のオセゴヴィッチ社長は20日にモスクワで開かれた自動車フォーラムに出席し、今年は前年比10~15%増の販売拡大を計画していることを明らかに […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループがロシア事業を強化する。ロシア子会社のオセゴヴィッチ社長は20日にモスクワで開かれた自動車フォーラムに出席し、今年は前年比10~15%増の販売拡大を計画していることを明らかにした。昨年のロシアでの販売台数は約22万9,000台で、前年比74%の大幅増となった。

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VWのカルーガ工場ではVWとシュコダの4モデルを製造するほか、2モデルをセミノックダウンで組み立てている。また、昨年、現地自動車業界2位のGAZと事業提携し、国内有数の商工都市ニジニ・ノヴゴロドにある同社の工場でセミノックダウン生産を開始。今年11月には完全生産ラインを稼働させ、VWとシュコダの複数モデルを年間11万台生産する計画だ。今年の現地生産台数は、前年の約13万5,000台を大きく上回る18~19万台を予定している。

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2018年までに自動車メーカー世界最大手を目指すVWにとって、ロシアは成長戦略の重要な柱のひとつ。GAZとの提携事業に約2億ユーロを投資し、生産能力拡張を図るとしている。

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