2012/4/18

ポーランド

米フェデックス、ポーランド運送会社を買収

この記事の要約

米物流大手フェデックスはこのほど、ポーランドの運送会社オペク(Opek)を買収することで合意したと発表した。欧州事業を拡大する戦略の一環で、今夏には買収手続きを完了する予定。買収金額は公表されていないが、現地メディアの報 […]

米物流大手フェデックスはこのほど、ポーランドの運送会社オペク(Opek)を買収することで合意したと発表した。欧州事業を拡大する戦略の一環で、今夏には買収手続きを完了する予定。買収金額は公表されていないが、現地メディアの報道によると1億ズロチ前後とみられる。

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オペクは1994年に設立された。ワルシャワ近郊ウォミアンキ、ウッジ、カトビツェに物流センターを持ち、全国44カ所に配送ステーションを展開する。従業員は1,200人で、契約ドライバー1,300人を抱える。フェデックスによると、オペクの買収により同社のポーランド全土に広がる陸上輸送網へのアクセスが可能になり、年間売上高は7,000万米ドル、年間貨物取扱高1,250万個が見込めるという。

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フェデックスの貨物航空子会社フェデックス・エクスプレスのリアリー欧州・中東、インド・アフリカ部門担当社長はオペクの買収について「双方にとって現在のサービスポートフォリオを広げる素晴らしい機会であり、増大する顧客の要求に応えるためのよりよいポジションを獲得することにつながるものだ」とコメントした。

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