2013/7/10

ロシア

独ランクセス、ロシアにタイヤ添加剤工場

この記事の要約

独特殊化学品メーカーのランクセスは4日、ロシア西部のリペツクにタイヤ添加剤工場を開所したと発表した。同社がロシアに生産拠点を設けるのは、これが初めて。新興市場の成長を追い風に事業拡大を図る戦略の一環だ。\ 新工場では子会 […]

独特殊化学品メーカーのランクセスは4日、ロシア西部のリペツクにタイヤ添加剤工場を開所したと発表した。同社がロシアに生産拠点を設けるのは、これが初めて。新興市場の成長を追い風に事業拡大を図る戦略の一環だ。

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新工場では子会社のライン・ケミーが、自動車・タイヤメーカー向けに予備分散ゴム薬品「レノグラン」を年間で最大1,500トン生産する。ロシアや他の独立国家共同体(CIS)市場に出荷する。

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2016年にはタイヤ生産に使われる膨張装置、ブラダーの生産設備も稼動する。年産能力は80万ユニットの予定だ。総投資規模についてランクセスは「1億ユーロを超える」としたが、詳細は明らかにしていない。従業員数は40人の予定。

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ランクセスは2009年にロシアへ進出した。昨年は同国で約8,000万ユーロの売上高を計上した。

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