2013/7/10

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

クロアチア政府、高速道のコンセッション入札実施を近く決定

この記事の要約

クロアチア政府は近く、高速道路のコンセッション入札の実施を最終決定する。現地紙『ノヴィ・リスト』が伝えた。コンセッションの売却益は公的債務の削減や高速道路建設のための借入金の返済に充てる考えだ。\ コンセッションの対象と […]

クロアチア政府は近く、高速道路のコンセッション入札の実施を最終決定する。現地紙『ノヴィ・リスト』が伝えた。コンセッションの売却益は公的債務の削減や高速道路建設のための借入金の返済に充てる考えだ。

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コンセッションの対象となるのは、国有道路会社のクロアチア高速道路(HAC)およびザグレブ・リエカ高速道路(AZR)が運営する総延長1,024キロメートルの高速道路。コンセッションの期間など詳細な条件は不明だが、ノヴィ・リスト紙では、期間は30~50年で、最高32億ユーロの収入が見込まれるとしている。また、コンセッショネア(受託者)にはHACおよびAZRの従業員の雇用を5年間維持することや、高速道路を南部ポルチェまで延伸すること、交通量が多いザグレブ~カルロヴァツ間を2車線増幅することなどが義務付けられる見通しだという。

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HACとAZRは合わせて40億ユーロの負債を抱えており、これらを公的債務に算入すると、クロアチアの公的債務は対国内総生産(GDP)比で63.6%となる。

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