2013/7/10

ロシア

独ダイムラー、露商用車最大手への出資率引き上げを狙う

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーがロシア商用車最大手カマズへの出資比率拡大に向けて、交渉を進めている。ルーベン・ヴァルダニアン氏が率いる株主連合が、年末をめどに合わせて27.26%を売却する方向だ。筆頭株主で49.9%を保有する […]

独自動車大手のダイムラーがロシア商用車最大手カマズへの出資比率拡大に向けて、交渉を進めている。ルーベン・ヴァルダニアン氏が率いる株主連合が、年末をめどに合わせて27.26%を売却する方向だ。筆頭株主で49.9%を保有するロステクノロジーのスコヴォルツォフ取締役が現地経済紙『ベドモスチ』に明らかにした。ロステクノロジー自身が持ち株を手放す予定はないという。

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今回、交渉の対象となっているのは、ズベルバンクグループのアフト・インベストメントが持つ24.53%と、デコードエレメント・サービシーズ・リミテッドの2.73%だ。ダイムラーは現在、11%を出資するほか、欧州復興開発銀行(EBRD)の持ち株4%を代理で管理している。交渉が成立すれば、42.26%を握ることになる。

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カマズは昨年、5万1,000台を超えるトラックを生産し、80カ国に輸出した。

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