三井物産は2日、スペインの水道事業大手アクアリアのチェコ事業に参画することで合意し、同社の現地子会社への出資契約を交わしたと発表した。チェコでの事業提携を機に、業界世界3位であるアクアリアと他の地域でも共同事業を検討する方針だ。
\三井物産は、アクアリアのチェコ水道事業運営会社SmVakの持ち株会社であるアクアリア・チェコの発行済み株式の49％を取得する。また、SmVakに技術サービスを提供するアクアリア・インフラストラクチャー・エンジニアリングにも49％の比率で資本参加する。合計出資額は約125億円に上る。
\SmVakはモラビア・シレジア州で上下水道の一環事業を運営するほか、ポーランドにも上水サービスを提供している。総給水人口はチェコ第3の都市オストラバを中心に約130万人に上る。全長6,000キロメートルに及ぶ上下水管網、41の浄水場、67の下水処理場などを保有する。
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