2013/7/10

ロシア

LNG輸出、来年にも自由化へ

この記事の要約

ロシアは液化天然ガス(LNG)輸出を来年にも自由化する方針だ。同国のアレクサンドル・ノヴァクエネルギー相が9日付経済紙『コメルサント』とのインタビューで明らかにしたもので、自由化に向けた輸出法改正案は数週間内に政府に提出 […]

ロシアは液化天然ガス(LNG)輸出を来年にも自由化する方針だ。同国のアレクサンドル・ノヴァクエネルギー相が9日付経済紙『コメルサント』とのインタビューで明らかにしたもので、自由化に向けた輸出法改正案は数週間内に政府に提出され、14年1月1日に発効となる見通し。

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LNG輸出は現在、国営天然ガス企業ガスプロムの独占事業となっているが、ノバテクやロスネフチなど民間の競合からLNG輸出自由化に対する要求が高まってきたことを受け、プーチン大統領は今年2月、LNG輸出の段階的な自由化を検討するよう政府に指示していた。

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自由化がほぼ確実な情勢となったことで、ロシア企業とアジアの提携先との大型プロジェクト締結が相次いでおり、先月にはノバテクが中国石油天然気集団(CNPC)と北極圏に建設予定の液化施設からのガス輸出で合意。ロスネフチも日本へのLNG輸出で合意した。

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