2014/4/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

欧州復興開発銀、シビウの公共交通を支援

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は1日、ルーマニア・シビウ市のインフラ整備支援の一環として、市営公共交通会社TURSIBに480万ユーロの長期融資を実施すると発表した。TURSIBは融資を活用して、バス車両基地を移転する。 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は1日、ルーマニア・シビウ市のインフラ整備支援の一環として、市営公共交通会社TURSIBに480万ユーロの長期融資を実施すると発表した。TURSIBは融資を活用して、バス車両基地を移転する。

TURSIBは90台のバスを23の路線で運行し、年間3,400万人の乗客を輸送している。同社のバス車両基地は現在市の中心部にあるが、市当局による市内交通戦略の見直しに伴いバス路線のルートは変更されるため、車両基地を移転することになった。

2007年の欧州文化首都に選定されたシビウは観光が重要な収入源となっている。交通網の充実をはじめとするインフラの発展は、シビウへさらに観光客を呼び込むため重要だとEBRDは説明している。

EBRDはルーマニアでの活動を開始して以来、360件のプロジェクトに総額67億ユーロを投じている。