2014/4/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ベルギー小売大手デレーズ、ボスニアから撤退

この記事の要約

ベルギーのスーパー大手デレーズは1日、ボスニア・ヘルツェゴビナで展開する39店舗を現地小売業のトロピック・グループに売却し、同事業から撤退することを明らかにした。諸手続きを経て第3四半期に売却が完了する見通しだ。売却価格 […]

ベルギーのスーパー大手デレーズは1日、ボスニア・ヘルツェゴビナで展開する39店舗を現地小売業のトロピック・グループに売却し、同事業から撤退することを明らかにした。諸手続きを経て第3四半期に売却が完了する見通しだ。売却価格は公表していない。

デレーズは2011年、セルビアのデルタ・マキシを9億3,250万ユーロで買収し、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、モンテネグロ、ブルガリアの営業網(450店)を手に入れた。だが、主力市場に注力するため南東欧の非主力市場から撤退する戦略に沿い、昨年のアルバニアとモンテネグロからの撤退に続き、今年2月にはブルガリア事業を売却していた。

南東欧戦略では、業界首位に立つギリシャとセルビアを主力市場として事業強化する方針だ。セルビアでは381店を展開するが、昨年は景気悪化や競争激化で業績が振るわず、第3四半期に1億9,100万ユーロの赤字を計上した。