2014/10/22

ロシア

独シェフラー、ロシア初の工場を開設

この記事の要約

軸受大手の独シェフラーは13日、ロシア初の工場をウリヤノフスクに開設した。自動車および鉄道車両向けの部品を生産する。 新工場はすでにクラッチとマニュアルトランスミッションの部品を生産している。年内に高速列車「サプサン」と […]

軸受大手の独シェフラーは13日、ロシア初の工場をウリヤノフスクに開設した。自動車および鉄道車両向けの部品を生産する。

新工場はすでにクラッチとマニュアルトランスミッションの部品を生産している。年内に高速列車「サプサン」と「ラストチカ」に使用する円すいころ軸受の生産もスタートする予定だ。従業員数は当面は約100人だが、最終的には300人に拡大する。

シェフラー・ヨーロッパのハインリヒ最高経営責任者(CEO)は、「ウリヤノフスク新工場の開設は、ロシア市場における我が社のポジションを強化する。現地で生産することでロシアの顧客と消費者への距離が近くなり、市場のニーズに可能な限り速やかに応えることが可能になる」と語った。

シェフラーは1997年にロシアに進出した。モスクワに本拠を置き、サンクトペテルスブルク、ノボシビルスク、トリヤッチ、エカテリンブルク、リペツクに事業所を構えている。