チェコのミラン・エッカート駐ベラルーシ特命全権大使は17日、ベラルーシ国営BelTA通信に対し、チェコ政府は両国の経済関係を緊密化する方針だと明らかにした。特にエネルギー、農業、物流の分野で関係を深めたい考え。ミンスク地下鉄第3路線の建設工事にも関心を示した。
エッカート大使は、「ベラルーシが提供する輸出金融・保険の条件は魅力的だ」と述べた。また、ユーラシア経済連合(EEU)域内市場への参入を目指す欧州企業にとってベラルーシは玄関口にあたると指摘。両国は「この利点を生かすべきだ」と述べた。
ベラルーシのワレリー・クルヂュコフ駐チェコ大使も、2国間には貿易拡大の大きな可能性があると強調した。2014年の両国の貿易額は5億4,000万ドル。
チェコの肥料メーカー、ラゼリーナ(Raselina)は17日、ベラルーシ南部のブレスト州グリンカに泥炭プラントを開設した。同プラントは政府の泥炭産業政策の一環として建設された。