スウェーデンの通信機器大手エリクソンが、トルコで第4.5世代移動通信システム(4.5G)のインフラ整備に向けた通信技術開発施設の建設を計画している。現地紙『ヒュリエット』が先ごろ報じたもので、エリクソンは現在、トルコ政府と子会社設立に向けて現地調達比率などを協議している模様だ。投資額は確定していない。
エリクソンは7月、トルコ通信大手トゥルクセル(Turkcell)と次世代移動通信システム(5G)の共同研究開発を行うことで合意している。また、2009年からはトゥルクセルの第3世代移動通信システム(3G)のインフラ整備に協力するなど、トルコとの関係は深い。
トルコでは当初、エルドアン大統領の意向で3Gから一気に5Gを導入することが検討されていたが、技術的な理由から4.5Gの導入に変更された。その後、8月に行われた周波数オークションでトゥルクセルと同国のアヴェア、英ボーダフォンが割り当てを獲得していた。