バイオテクノロジー

ドイツの医療、予防や今後の人材確保が課題に

経済協力開発機構(OECD)は4日、「図表で見る医療2015年版」を発表した。ドイツは医療の質が高いものの、予防医療や将来の医療人材確保で大きな課題を克服しなければならないとしている。 15歳以上のドイツ人に占める肥満の […]

キュアヴァク―投資家から1億ユーロ調達―

バイオ医薬品開発の独キュアヴァク(チュービンゲン)は3日、民間の投資家から総額1億ユーロの資金を調達したと発表した。医薬品開発を加速し、同社初の製品を2020年代初頭に市場投入することが狙い。キュアヴァクは事業の国際化に

バイエル

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が10月29日発表した2015年7-9月期(第3四半期)の営業利益(EBIT)は15億6,500万ユーロとなり、前年同期比で16.3%増加した。3部門すべてが2ケタ台の増益を確

化学業界7-9月期売上減に

独化学工業会(VCI)が3日発表した独業界(製薬を含む)の7-9月期(第3四半期)の売上高は前期比2.5%減となり、2四半期ぶりに落ち込んだ。世界のほとんどの地域で売り上げが後退。鉱工業生産が安定している欧州も振るわず、

GM作物販売の「オプトアウト」導入、欧州議会が否決

欧州議会は10月28日に開いた本会議で、EUが認可している食用、飼料用の遺伝子組み換え(GM)作物であっても加盟国が独自の判断で販売、使用を禁止できる「オプトアウト制度」を導入する法案を反対多数で否決した。 EUではGM

BASF―業績予測引き下げ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は27日の決算発表で、2015年12月期の業績予測を引き下げた。7-9月期(第3四半期)決算の不振を受けた措置で、「前期(14年12月期)実績の743億2,600万ユーロを

ノバルティス―7-9月期は大幅減益に―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)が27日発表した2015年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は18億1,200万ドルとなり、前年同期から42%減少した。販売が低迷したほか、訴訟絡みの引当金が収益を圧迫した。 売

ロシュ―売上予測引き上げ―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)は22日、2015年12月通期の売上成長率(為替の影響を除いたベース)見通しを引き上げた。第3四半期の販売がこれまでに引き続き好調だったためで、従来予測の「1ケタ台前半~半ば」から「1ケ

GM作物の認可ルール、「オプトアウト」導入がとん挫

欧州議会環境委員会は13日、遺伝子組み換え(GM)作物の認可ルールについて採決を行い、EUが域内への輸入を認可した品種について、加盟国が自国での流通・販売を制限または禁止することを認める法案を反対多数(反対47、賛成3、

復星国際―欧州で新たな出資先を模索―

中国の複合企業・復星国際は欧州でこれまでに引き続き出資先を模索していく考えだ。梁信軍社長がロイター通信に明らかにしたもので、急成長する中国の中間層のニーズを踏まえて個人消費とヘルスケアに関連する分野に照準を合わせている。

ロシュ―米バイオ企業買収―

米国のバイオ企業アドヘロン・セラピューティクスは9日、スイスの製薬大手ロシュが同社を買収すると発表した。ロシュのセヴェリン・シュヴァン社長は先月、開発初期段階の医薬品を持つ小規模な企業の買収を進めていく考えを表明しており

化学・製薬業界の輸出先1位に米国が浮上

独化学工業会(VCI)は5日、米国向けの化学製品・医薬品の輸出高が昨年は165億ユーロに達し、これまで1位だったオランダ向け(148億ユーロ)を大きく上回ったと発表した。ウテ・ティルマン専務理事は「米国はもともと重要な輸

GM作物の栽培認可ルール、15カ国が「オプトアウト」申請

欧州委員会は1日、EUが域内での栽培を認可している遺伝子組み換え(GM)作物であっても加盟国が独自の判断で禁止できるオプトアウト制度について、同日までに15カ国が同ルールの適用を申請したことを明らかにした。自国でのGM作

メルク―共同開発の抗がん剤を米当局が希少薬指定―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は25日、米同業ファイザーと共同開発中の抗がん剤「アベルマブ(Avelumab)」が米食品医薬品局(FDA)から希少疾病用医薬品の指定を受けたと発表した。皮膚がんの一種であるメルケル

ファイザー―ドイツに初の研究センター―

世界最大の製薬会社である米ファイザーがドイツに研究センターを開設する方向で検討している。実現すれば同社初の独研究拠点となる。独法人のペーター・アルビーツ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。 ファイザ

独光学・実験・医療機器業界、上期輸出9%成長

独光学・医療機器、メカトロニクス業界団体Spectarisは22日、同国の光学・実験・医療機器業界の上半期の輸出成長率が約9%に達したと発表した。医療機器が同11.4%と全体をけん引。バイオ・実験機器は9.3%、フォトニ

キュアヴァク―エイズワクチン開発へ―

独バイオ企業キュアヴァク(テュービンゲン)がHIV(エイズウイルス)ワクチンの開発に着手する。米国に本部を置く非営利団体「国際エイズワクチン推進構想(IAVI)」と提携。世界初のHIVワクチン実現を目指す。イグマール・ヘ

モルフォシス―販売部門立ち上げへ―

医薬品開発を手がける独バイオ企業モルフォシス(マルティンスリート)が独自の販売部門を立ち上げる計画だ。ドイツのバイオ企業は経営規模が小さく自ら販売を行うのが難しいとされてきたが、モルフォシスは同国の競合に先駆けて自社製品

シュターダ―OTCを主力事業に―

後発医薬品大手の独シュターダ(バート・フィルベル)は10日、医師の処方箋なしに購入できる一般医薬品(OTC薬)を主力事業に育て上げる方針を発表した。これまで最大だった後発医薬品事業は市場環境の悪化で収益力が低下しているた

独化学・製薬業界に技術革新力低下の懸念

独化学工業会(VCI)は14日、国内の化学・製薬会社2,000社を対象に実施したアンケート調査の結果を発表し、独業界は技術革新の面で危うい状況にあるとの危機感を表明した。当局の規制という外面的な要因と、企業の内面的な要因

化学業界が15年売上見通し引き上げ

独化学工業会(VCI)は9日、独業界(製薬を含む)の2015年売上成長率予測を従来の0.5%から1%へと引き上げた。ドル高ユーロ安や欧州経済の回復、石油安が追い風となっているためで、売上高で1,927億ユーロを見込む。出

ノバルティス―米アムジェンと提携―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は1日、米同業アムジェンと提携すると発表した。神経疾患薬事業を強化する考えで、両社の医薬品を共同開発・販売する。 提携の対象となるのはノバルティスが開発中のアルツハイマー治療薬「C

モンサント―シンジェンタ買収を断念―

農業科学大手の米モンサントは8月26日、スイス同業シンジェンタの買収を断念すると発表した。買収額を引き上げたが、シンジェンタが拒否の姿勢を崩さなかったことから実現は不可能と判断し、買収提案を取り下げた。 種子事業で世界最

GM作物の販売自粛、独農相がメーカーに要請へ

ドイツのクリスティアン・シュミット食糧・農業相は農業科学メーカーに遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの国内販売を自主的に見合わせることを要請する考えだ。国内16州の農相に宛てた文書をもとにロイター通信が24日報じたもので

米モンサント、シンジェンタ買収を断念

農業化学大手の米モンサントは26日、スイス同業シンジェンタの買収を断念すると発表した。買収額を引き上げたが、シンジェンタが拒否の姿勢を崩さなかったことから実現は不可能と判断し、買収提案を取り下げた。 種子事業で世界最大手

GM作物の販売自粛、独農相がメーカーに要請へ

ドイツのクリスティアン・シュミット食糧・農業相は農業科学メーカーに遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの国内販売を自主的に見合わせることを要請する考えだ。国内16州の農相に宛てた文書をもとにロイター通信が24日報じたもので

シンジェンタ―フラワー事業放出へ―

スイス農業科学大手のシンジェンタ(バーセル)は19日、フラワー種子事業からの撤退方針を明らかにした。最終消費者のニーズの変化を背景に販売チャンネルと小売市場の環境が変化し、業界再編が起きていることを受けた措置と説明してい

ノバルティス―MS治療薬を拡充、GSKからの買収で―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は21日、英同業グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発中の多発性硬化症(MS)治療薬「オファツムマブ」の権利を譲り受けると発表した。MS治療薬事業を強化する。 GSKにまず前払金

電気化学工業―独バイオ医薬品研究開発会社を買収―

電気化学工業(デンカ)は7日、バイオ医薬品の研究開発を手がける独アイコン・ジェネティクスを独ノマッド・バイオサイエンスから完全買収すると発表した。健康・医療分野に経営資源を集中する戦略に基づく措置。買収金額は最大で7,5

バイエル―2ケタ台の増収増益に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が7月29日発表した2015年4-6月期(第2四半期)の営業利益(EBITDA、調整前)は前年同期比33.2%増の28億9,900万ユーロと大幅に伸びた。ユーロ安が強力な追い風

ロシュ―がん免疫治療薬を来年投入へ―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)は23日の決算発表で、同社初のがん免疫治療薬「アテゾリズマブ(Atezolizumab)」を来年にも市場投入する考えを明らかにした。競合の米ブリストル・マイヤーズ・スクイブと米メルクはす

ノバルティス―ドル高など響く、4-6月期32%の純減益に―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)が21日発表した2015年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は前年同期比32%減の18億5,600万ドルと大幅に落ち込んだ。決算通貨であるドル相場の上昇や眼科部門アルコンの不振が

独化学業界、売上予測を引き上げ

独化学工業会(VCI)は22日、独業界(製薬を含む)の2015年の売上成長率を上方修正した。下半期に景気が加速すると予想しているためで、従来見通しのマイナス0.5%からプラス0.5%へと引き上げた。 15年上半期の売上高

製造業売上2カ月連続で拡大、5月0.7%増に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2015年5月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.7%増(暫定値)となり、2カ月連続で拡大した。これまで振るわなかった国内売上が1.0%増加して全体をけん引。ユ

BASF―3Dバイオプリントのスタートアップと提携―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10日、バイオプリント技術のスタートアップ企業である仏Poietisと研究・開発提携すると発表した。Poietisの技術を活用してスキンケア用品の開発体制を強化。画期的な

管理職の自社評価、ベーリンガーなどで大きく低下

化学・製薬業界の大卒社員と管理職が加入する組合VAAが組合員を対象に実施した最新のアンケート調査で、これまで評価の高かったベーリンガー・インゲルハイムが順位を大きく落としたことが分かった。同調査結果を入手した『フランクフ

ノバルティス―米バイオ医薬品会社を買収―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は6月29日、米バイオ医薬品会社スピニフェックス・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。スピニフェックスは慢性痛の治療薬に特化した企業。ノバルティスは買収によ

モンサント―バイエルの農業科学部門買収を視野に―

スイスの同業シンジェンタに買収提案を行った米農業科学大手のシンジェンタが独バイエルの農業科学部門(BCS)買収も視野に入れている。モンサントのブレット・ベーゲマン最高執行責任者(COO)がブルームバーグ通信のインタビュー

アクテリオン―合成ワクチン事業参入―

スイスの製薬会社アクテリオン(アルシュヴィル)は6月26日、合成ワクチン事業に参入すると発表した。事業分野を広げる方針に沿った措置で、独マックス・プランク協会と共同で合弁会社ワクシロン(Vaxxilon)を設立。炭水化物

バイオ医薬品の独販売許可、昨年は14件に

研究開発型製薬工業会(VfA)は6月25日、ドイツ市場での販売が許可されたバイオ医薬品の数が2014年は14件となり、前年と同水準にとどまったものの、過去10年間の平均(8件)を大きく上回ったと発表した。新規投入された医

日立ハイテク―独キアゲンと提携、遺伝子検査分野で―

日立ハイテクノロジーズは18日、ライフサイエンス・分子診断大手の独キアゲンと事業提携すると発表した。同提携により遺伝子検査事業に参入。最注力分野と位置付けるバイオ・ヘルスケア事業を拡大していく。 日立ハイテクはライフサイ

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