ドイツ経済ニュース

乗用車新車登録4カ月連続増加、3月+5.4%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2014年3月の乗用車新車登録台数は29万6,408台で、前年同月を5.4%上回った。増加は4カ月連続で、1~3月の累計も前年同期比5.6%増の71万1,753台に拡大した。 3月 […]

独自動車メーカーの中国依存強まる、28%を同市場で販売

独自動車メーカーは中国市場の急成長を追い風に販売を順調に伸ばしているが、これに並行して同市場への依存度も深っており、各社はリスク回避策を模索する――。コンサルティング大手のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)の

ハノーバーメッセ開幕、パートナー国オランダは250社参加

世界最大の産業見本市、ハノーバー国際産業技術見本市(ハノーバーメッセ)が7日、開幕した。今回は世界60カ国から前回(2012年)を3%上回る約5,000社が出展。国外からの出展者が51%と国内勢を上回った。ドイツに次いで

独機械業界、模造品による被害79億ユーロに

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、模造品の影響で独業界が喪失した売上高が昨年、推定79億ユーロに達したとの試算を発表した。雇用規模で約3万8,000人に相当する被害という。 会員企業を対象に実施したアンケート調査では

産業用電池メーカーにカルテル容疑、独当局が立ち入り調査

産業用電池メーカーが違法なカルテルを結んでいた容疑で、ドイツ連邦カルテル庁が捜査を進めている。同庁の広報担当者が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにしたもので、1日に国内6カ所を対象に立ち入り調査を行った。対象となった

国外進出でドイツの良さを再発見

コスト削減などの理由で製造拠点を人件費の安い国外にシフトするメーカーが少なくないなかで、ドイツの立地条件を再評価し、国内に回帰する企業もある。遊星歯減速機の製造・開発を手がけるWittensteinもそのうちの1社だ。同

仏・スイスのセメント大手が合併、ダントツの世界1位に

セメント大手の仏ラファルジュとスイスの同業ホルシムは7日、合併計画を発表した。シナジー効果を引き出すほか、中国やメキシコ、南アフリカなど新興諸国の競合に対抗する狙い。株主と当局の承認を経て合併が実現すると、世界でダントツ

ビールカルテルで6社に制裁金2.3億ユーロ

ドイツ連邦カルテル庁は2日、ビールメーカー12社が価格カルテルを結んでいた問題で、計6社と業界団体および関与した人物7人に総額2億3,120万ユーロの制裁金支払いを命じると発表した。12社のうち5社に対しては1月の時点で

エアベルリンをエティハドが実質支配か、欧州委が調査へ

独航空2位のエアベルリンを、筆頭株主のエティハド航空が実質的に支配下に置いていないかを、欧州連合(EU)の欧州委員会が調査する。『南ドイツ新聞』が報じ、欧州委のシーム・カラス委員(運輸担当)が追認した。EU加盟国の航空会

ドイツ銀でITトラブル、顧客口座から誤出金

独最大手銀行のドイツ銀行で顧客口座から誤って出金されるトラブルが起きたことが3日、明らかになった。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、コスト削減目的で導入したSAPのソフトウエア「Magellan」との関連が疑

「会社への愛着心、全くなし」、従業員の6人に1人

コンサルティング会社Gallupがドイツの被雇用者1,300人を対象に実施した職場での貢献意欲(エンゲージメント)に関するアンケート調査で、「職場の目標達成に向けて積極的に仕事をしたい」と回答した人は16%にとどまった。

改築に対し事業所委の共同決定権なし

企業が行う改築に対し従業員の代表機関である事業所委員会(Betriebsrat)は共同決定権を持っているのだろうか。この問題をめぐる係争でヘッセン州労働裁判所が3月に判断を示したので、ここで取り上げてみる(訴訟番号: A

監視ビデオで商品横領を断定、即時解雇は妥当

職場の監視ビデオで従業員の横領が裏付けられる場合、雇用主は即時解雇を通告できる。ハム州労働裁判所は先月に下した判決(訴訟番号:16 Sa 1629/13)でそんな判断を示した。 裁判は飲料販売店の従業員が雇用主を相手取っ

電気駆動車に融資支援=交通相の法原案

ドイツのアレクサンダー・ドブリント交通相は電気自動車(EV)や燃料電池車といった電気駆動車(Elektroauto)の普及促進に向けた法原案をジグマール・ガブリエル経済相とバーバラ・ヘンドリクス環境相に3月24日、送付し

独インフレ率1%に低下、ユーロ圏ではデフレ懸念強まる

ドイツ連邦統計局が3月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は、前年同月比の上昇率が1.0%となり、3カ月連続で縮小した。インフレ率は10年8月以来の低水準。エネルギー価格が1.6%低下したほか、食料品の上げ幅がこ

2月輸入物価-2.7%に、14カ月連続で前年同月下回る

ドイツ連邦統計局が3月28日発表した2014年2月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比2.7%減の104.7となり、1年前の水準を14カ月連続で下回った。エネルギー価格の大幅下落が最大の押し下げ要因で、原油・

消費者景況感横ばい、対露制裁強化はマイナス要因に

市場調査大手GfKが3月26日発表したドイツ消費者景況感指数(消費者2,000人を対象に3月に実施した調査に基づく)の4月向け予測値は8.5となり、3月の確定値と同水準にとどまった。景気見通しと高額商品の購入意欲に関する

個人消費が堅調、小売売上2カ月連続増に

ドイツ連邦統計局が3月31日発表した2014年2月の小売売上指数(暫定値、自動車販売店を除く)は前年同月を名目で3.0%上回り、物価を加味した実質でも2.0%増加した。改善は名実とも2カ月連続。営業日数と季節要因を加味し

失業者数が5カ月ぶりに減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した2014年3月の失業者数は305万5,000人となり、前月を8万3,000人下回った。減少は5カ月ぶり。春の到来に伴う建設需要の拡大のほか、好景気がプラス要因となった格好で、季節要因

Trumpf GmbH + Co. KG―銀行設立、顧客に融資へ―

工作機械・医療機器大手の独Trumpf(ディッチンゲン)は3月26日、銀行を設立したと発表した。財政悪化国で顧客企業が銀行融資を受けにくくなっていることを受けた措置で、リース子会社TRUMPF Financial Ser

Trumpf GmbH + Co. KG―医療機器事業を売却へ―

工作機械大手の独Trumpf(ディッチンゲン)が医療機器事業の売却に向けて複数の投資家と交渉している。同社への問い合わせをもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。同事業はTrumpfの他事業とのシナジー効果が

Daimler AG―北京汽車との提携深化―

自動車大手のDaimler(シュツットガルト)は3月28日、戦略提携先である中国国営・北京汽車(BAIC)との関係を深化させることで合意したと発表した。乗用車とエンジンの現地生産能力の拡大に向けて2015年までに両社合わ

Daimler AG―リチウムイオン電池合弁2社を完全子会社化―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は1日、自動車用リチウムイオン電池の分野で化学大手Evonikとの提携を解消すると発表した。リチウムイオン電池と同電池用セルの分野で両社の合弁会社2社を完全子会社化する。E

Adam Opel AG―中国市場から撤退―

米自動車大手General Motors(GM)の欧州子会社Opel(リュッセルスハイム)は3月28日、中国市場から撤退すると発表した。同市場には昨年、進出したばかりだが、現地販売網の拡充に巨額の資金を要するため、方針を

BMW―米工場に10億ドル投資、グループ最大の生産拠点に―

独高級車大手BMW(ミュンヘン)のノルベルト・ライトホーファー社長は3月28日、米サウスカロライナ州スパータンバーグ工場の設立20周年式典で、2016年までに同工場に10億ドルを投資すると発表した。生産能力を現在の年30

Siemens AG―英に風力発電用設備の新工場―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は3月25日、英国に洋上風力発電用設備の新工場を開設すると発表した。1億6,000万ポンド(約274億円)を投じて、風力タービンとタービン用のローター・ブレード(翼)の工場を建設す

Singulus Technologies AG―2年ぶり営業黒字に―

光メディア製造装置メーカーの独Singulus(カール・アム・マイン)が3月31日発表した2013年12月期決算の営業損益(EBIT)は220万ユーロの黒字となり、前期の赤字(6,050万ユーロ)から大きく改善した。営業

SMA Solar Technology AG―最終赤字に転落―

ソーラーインバーター大手の独SMA Solar(ニーステタール)が3月27日発表した2013年通期決算の最終損益は6,690万ユーロの赤字となり、前期の黒字(7,510万ユーロ)から大幅に悪化した。欧州太陽電池市場の規模

SAP AG―VMSプロバイダーの米Fieldglassを買収―

企業向けソフト大手の独SAP(ヴァルドフル)は3月26日、ベンダー・マネジメント・システム(VMS)の有力プロバイダーである米Fieldglassを買収すると発表した。人的資源管理(HRM)事業を強化する狙い。買収金額は

Hamburg Sued―Hapag-Lloydなどとの合併に関心―

独海運最大手のHapag-Lloydとチリ同業SCAVが進める合併計画への参加に、独海運2位のHamburg Sued(ハンブルク)が関心を示している。事業規模を大きくしないとグローバル競争に長期的に対応できなくなる恐れ

Rena

表面加工機械メーカーの独Renaは3月26日、会社更生手続きの適用をフィリンゲン・シュヴェニンゲン区裁判所に申請した。同社は太陽電池製造業界向け事業が不振で経営が悪化。2010年と13年に発行した計7,700万ユーロの社

SGL Carbon

黒鉛電極大手SGL Carbonのフベルト・イェーガー社長は産業専門紙『VDI Nachrichten』のインタビューで、炭素繊維の製造コストを将来的に90%以上、圧縮できるとの見方を示した。現在は1キログラム当たりの製

VW

自動車大手の独Volkswagen(VW)は3月28日、中国の合弁先である同業上海汽車(SAIC)、第一汽車(FAW)の2社と共同で環境対策車を共同開発することでそれぞれ合意した。FAWとの間では環境対策車の共同生産と、

Evotec

バイオ企業の独Evotecは3月31日、医薬品の開発で英同業Convergence Pharmaceuticalsと提携すると発表した。Convergenceの子会社Panionに鎮痛剤候補の研究・開発を240万ポンドで

フランクフルトを人民元決済センターに、独中の中銀が合意

独連邦銀行(中銀)と中国人民銀行(同)は3月28日、金融都市フランクフルトを人民元の決済・清算センターにすることで基本合意した。人民元の決済・清算センターが欧州に設置されるのは初めて。両国の貿易規模が拡大していることに対

中国資本、買収先の独企業で評価高く

ドイツ企業を買収した中国企業は買収先企業の従業員からおおむね良好な評価を得ているようだ。労働組合系のハンス・ベックラー財団が実施した調査によると、「雇用」「給与」「事業所委員会の共同決定権」に関して買収先の従業員と摩擦や

ドイツが重点輸出先国6カ国を選定

連邦経済省は3月26日、ドイツ企業の重点輸出先国として6カ国を選定したと発表した。6カ国の市場に関する包括的な情報を今後、中小・中堅企業に提供。これらの国への輸出をサポートしていく。 対象6カ国は中国、ガーナ、インドネシ

シーメンス社長がプーチン大統領と会談

独シーメンスのヨーゼフ・ケーザー社長は3月26日モスクワを訪問し、プーチン大統領などと会談した。ロシアのクリミア自治共和国併合を受け同国と欧州連合(EU)、米国の関係が緊迫するなかでの会談だったため、注目を集めた。同社の

ハンブルク港、対露制裁に危機感

ハンブルク港を運営するHHLAのクラウスディーター・ペータース社長は3月27日の決算報告会で、ウクライナをめぐるロシアと欧米の対立が深刻化すればハンブルク港は深刻な打撃を受けかねないとの見方を示した。同港にとってロシアは

独自転車市場が縮小、期待の星は電動アシスト

独自転車製造業連盟(ZIV)が3月20日発表した業界動向によると、2013年の国内自転車販売台数(電動アシスト自転車含む)は380万台となり、前年比で3.8%減少した。冬が長引いたうえ、サイクリングシーズンが始まる春先以

独機械業界受注、2月は実質4%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2014年2月の新規受注高は前年同月比で実質4%減となり、2カ月ぶりに悪化した。国内受注が6%縮小。国外も同3%落ち込んだ。新規受注は昨年11月以降、増加と減少が交互に

英エネルギー業界にカルテル容疑、独大手2社も捜査対象に

英独禁当局は3月27日、英国の6大エネルギー会社(ビッグ・シックス)が料金を暗黙の裡に調整している疑いで捜査を開始すると発表した。捜査対象には独エネルギー大手のエーオンとRWEが含まれる。同国では近年、電力・天然ガス価格

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