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2010/1/6

企業情報

Philips―年率6%以上の成長見込む―

この記事の要約

蘭電機大手Philipsが事業の先行きに自信を示している。同社のクライスターリー社長は独週刊誌『シュピーゲル』のインタビューに対し「経済危機の終了後は年率6%以上の成長を確保する」との見通しを明らかにした。\ 同社長は2 […]

蘭電機大手Philipsが事業の先行きに自信を示している。同社のクライスターリー社長は独週刊誌『シュピーゲル』のインタビューに対し「経済危機の終了後は年率6%以上の成長を確保する」との見通しを明らかにした。

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同社長は2001年の就任時からPhilipsの組織再編に取り組み、事業部門を照明、ライフスタイル家電、医療機器の3つに絞り込んだ。これが奏功し、不況に陥った09年も黒字を確保したという。事業再編は同年で終了したとしている。

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インタビューでは民生家電の世界トップの座をめぐりアジアの競合と競うことを止めるとも明言。今後は得意の電気カミソリや電動歯ブラシなどの事業を強化していく考えを示した。また、家電分野では技術よりもアイデアと傑出した品質が重要だとの認識を明らかにした。

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同社は独自のアイデア商品として大手家電メーカー初のバイブレーターを市場投入した実績がある。発売前は社内で反対意見が強かったが、試験販売が好評だったため、本格投入に踏み切ったという。

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