スウェーデン国営エネルギー大手Vattenfall(ストックホルム)は6日、コスト削減計画を発表した。事業見通しの悪化を受けた措置で、投資を抑制するほか、従業員およそ2,500人を削減する。
\人員整理はドイツが1,500人と最も多く、ベルリン、ハンブルク、コトブスの3拠点が対象となる。このほか、スウェーデンで400人、オランダで500人、その他の国で50人を削減する。コスト圧縮規模は今年が30億クローナ(3億6,000万ユーロ)で、来年はさらに15億クローナ(1億8,000万ユーロ)を上乗せする。
\同社は事業見通し悪化の理由として◇電力需要の低迷◇二酸化炭素(CO2)排出権の供給過多◇発電能力の過剰◇電力価格の低迷――を挙げた。
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