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2013/3/13

企業情報

Continental AG―18%の営業増益に―

この記事の要約

自動車部品大手の独Continental(ハノーバー)が7日発表した2012年12月期決算の営業利益(EBITベース)は30億7,340万ユーロとなり、前期比で18.3%増加した。アジア、米国、南米事業が好調で、欧州事業 […]

自動車部品大手の独Continental(ハノーバー)が7日発表した2012年12月期決算の営業利益(EBITベース)は30億7,340万ユーロとなり、前期比で18.3%増加した。アジア、米国、南米事業が好調で、欧州事業の不振が十二分に相殺された格好。売上高は7.3%増の327億3,620万ユーロで、売上高営業利益率は前期の8.5%から9.4%へと上昇した。最終利益は51.6%増の18億8,350万ユーロだった。

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純債務は前期の67億7,210万ユーロから53億1,990万ユーロへと大きく低下。有利子債務の対自己資本比率(ギアリング比率)は58.2%となり、中期目標の60%を前倒しで達成した。

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2013年12月期は第1四半期の売上高が過去最高となった前年同期を1~3%下回る見通し。欧州・北米自動車市場の低迷が響く。ただ、第2四半期以降は持ち直す見通しで、経営陣は12月通期の売上高が約5%増の340億ユーロ強に拡大すると予想。売上高営業利益率も10%を超えるとみている。

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