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2013/3/13

経済産業情報

キール運河の通行に制限、大型船は利用できず

この記事の要約

北海とバルト海を結ぶキール運河の利用が3月7日から制限されている。水門工事に伴う措置で、全長125メートル以上の大型船はユトランド半島北方海域への迂回を余儀なくされている。工期は2週間の予定。\ キール運河はブルンスビュ […]

北海とバルト海を結ぶキール運河の利用が3月7日から制限されている。水門工事に伴う措置で、全長125メートル以上の大型船はユトランド半島北方海域への迂回を余儀なくされている。工期は2週間の予定。

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キール運河はブルンスビュッテルとキールを結ぶおよそ100キロメートルの運河で、世界三大運河の1つに数えられる。2012年の通行量は3万5,000隻、輸送量は1億400万トンに上った。今回の措置の結果、大型船の航程は1日長くなり、一隻当たりの運行コストは7万ユーロ以上、増える見通しだ。

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工事費用も大きく、既存の水門の改修が5億9,000万ユーロ、水門の新設が3億6,000万ユーロに上る。このほか運河の増深化工事に12億5,000万ユーロ予算が組まれている。

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