ドイツ連邦統計局は11日、1時間当たりの人件費（営業日数調整値）が昨年は2.6％上昇したと発表した。経済の底堅さを反映し、上げ幅は2002～11年平均の1.6％を大きく上回った。給与支給額が3.0％、社会保険料などの間接労務費が1.2％の幅でそれぞれ上昇した。
\一方、欧州連合（EU）の昨年第3四半期の同人件費（データが作成されていないギリシャ、チェコ、オーストリアを除く24カ国ベース）は前年同期比の上昇率が1.9％となり、7四半期連続でドイツを下回った。上げ幅が最も大きかったのはエストニアで7.6％を記録。これにルーマニア（7.2％）、ブルガリア（5.9％）、リトアニア（5.4％）、ハンガリー（5.3％）が続いた。一方、スロベニアは0.8％低下し、キプロス（0.5％増）、オランダ（0.5％増）、スペイン（0.7％増）、イタリア（0.8％増）も上げ幅が小さかった。
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